今日のハイライト
・「うぅ、すげー!光が弾けてる~」レギュレーター越しに声が漏れた。ガイド歴30年のワタシが、今日もマリンレイクの光に心を持っていかれた。
・サメと目が合い、クマノミの産卵を発見し、3本全て貸切。透視度15mの白濁が惜しいが、洞窟の光景は別世界だった。
・7年ぶりのダイビングのWさんは「余裕はまだないけど、水中でこんな造形があるのが不思議」と話した。その言葉が今日を表している。
4月に入り日差しが日に日に強まっています。この光を最大限に享受できるワタシが選ぶ光系地形スポットのベスト3のうち2つ「マリンレイク」と「ムーンライトホール」へ本日ご案内しました。移動中は白濁した透視度15mが気になりましたが、洞窟の出入口から見える景色は別物です。光系地形スポットは透視度より「光と穴」が主役。今日もその法則通りでした。
海況ログデータ
・天候:晴れ
・気温:26℃
・水温:24℃
・風向:北東
・波高:2m
・透視度:15m
ダイビングスポット
①マリンレイク
②アントニガウディ
③ムーンライトホール
🤿 ガイドの一言
透視度15mの白濁が続いており、移動中の海の青さが戻ってきてほしいと切に願う今日この頃です。昨日ご案内したダイビングスポット「35ホール」ような重厚な地形とは対照的に、今日は『光の粒』を感じるダイビング。透視度15mという白濁はありましたが、この濁りがあるからこそ光の筋(サンビーム)がよりくっきりと可視化される。濁りすら味方につけるのが宮古島の光系ポイントの楽しみ方です。
ただ洞窟内からの景色はそこまで気にならないのが救いです。青さが戻ることを待ちながら、今日の光の条件で潜れるスポットを選んでいます。
ダイビングレポート
>本目|マリンレイク — まさかのサメとの目合わせ、そして狙い通りの光のシャワー

マリンレイクの池に降り注ぐ光のシャワーを狙ってエントリー。浅瀬は若干うねりがあり身体が左右に小刻みに振られましたが、泳ぐのが困難な状況ではありません。洞窟に侵入し光の池を目指して進んでいると、水底にまるでフィギアのように根付いたネムリブカ(ホワイトチップシャーク)と目と目が合ってしまいました。
人を襲うサメではないとわかっていても、やはりサメと目が合うとドキドキします(笑)。
そして池の水底にたどり着くと狙い通りでした。雨がザーザー降るように、無数の光の筋が水面から水底めがけて降り注いでいます。

「これを見たかったんだよー」「すごーい」「やっぱりマリンレイク最高」何度心の中で呟いたかわかりません。ゲストのSさん以上にワタシが興奮してしまい、レギュレーター越しに声が漏れ、興奮から呼吸が浅く速くなってしまいました。恥ずかしながら(笑)。
池から浮上する際、真上を見上げると池の開口部と太陽光が重なり、コントラストが際立っていました。

多くのガイドはマリンレイクの池の中心だけを見せますが、ワタシは池から浮上する際の『真上のコントラスト』にこだわります。この角度が一番、太陽のパワーを感じられるからです。マリンレイクで池からの光を最大限楽しむなら午前8:30〜9:30の1ダイブ目が正解です。この時間帯が池からの光が一番差し込みます。
船に戻る途中、洞窟の出入口に住むクマノミを見ると、岩肌にトビコのようなオレンジ色の卵が産み付けられており、よく見ると目らしきものが見えました。これから水温が上がり始め、求愛・産卵シーズンの幕開けが楽しみです。

2本目|アントニガウディ — 移動中の濁りを吹き飛ばす、ホール内の景色

移動中の中層の濁りは残念でしたが、ホール内からの景色はやはり最高でした。定番の水底から見上げた造形をご紹介した後、水深28mの側面際にある二又のアーチと頭上に長さ8mほどのクレパスへ。

アントニガウディは造形が大きいので、しっかり見渡すことが特に重要なスポットです。視野を広くして全体を見渡す、これが最大限楽しむコツです。
3本目|ムーンライトホール — 午後12〜1時の光のレーザービームと、いつもは行かない「行き止まり」への特別ルート

ムーンライトホールの狙い時は太陽光が頭上から降り注ぐ午後12〜1時の3ダイブ目です。今日はこの時間帯に合わせてご案内できました。
そして今日は通常ご案内しない「行き止まり」のルートへ特別にご案内しました。行き止まりを背にして真上を見上げると、幅40cmほどのまるでレーザービームが如くの光が、洞窟の暗い闇をかき分けて差し込んでいます。

時間が経つのを忘れてしまうほど、その景色に感情移入してしまいます。このスポットは初心者ダイバーから経験者まで、宮古島の地形を存分に楽しんでいただける懐の深いスポットです。
まとめ
【マリンレイク】狙い通りの光のシャワー。まさかのネムリブカとの目合わせ、クマノミの産卵発見と盛りだくさん。光の池は8:30〜9:30の1ダイブ目が正解
【アントニガウディ】移動中の濁りを吹き飛ばすホール内の造形美。水深28mの二又アーチと8mのクレパスを加えたバリエーション豊かな1本
【ムーンライトホール】午後12〜1時の光のレーザービームを狙い打ち。通常は行かない行き止まりルートへの特別ご案内で、幅40cmの光の柱が暗闇を貫く景色を体験
Wさん、7年ぶりのダイビング、緊張と不安からの解放と心地よい疲労感、伝わってきます。まだたくさんの地形スポットがありますので、ぜひまたいらしてください。Wさんのようにブランクがある方も、少人数制でじっくり感覚を取り戻せば、こんな絶景に出会えます。私たちが大切にしている講習やサポートの考え方は、宮古島でライセンスを取るべき理由をご覧ください。
Sさんは明日が最終日。最後まで地形三昧しましょう!宮古島の光系地形スポットの季節ごとの見どころはシーズン毎の見所もご覧ください。
明日の予告
Sさんの宮古島ダイビング最終日。引き続き北東風の予報で下地島エリアへ出航予定です。最後まで地形を存分にお楽しみいただきます。海の様子はまた「うみ日記」でお知らせします。
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(※下地島・伊良部島などエリア別の魅力をまとめています)
■宮古島の地形の魅力をさらに深く知りたい方は【地形ダイビングの魅力とは】もぜひご覧ください。
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