今日のハイライト
・昨日の透視度10mから一夜明けたら30mオーバー。「青いじゃないですか〜」という言葉が思わず漏れた、想定外の海の回復力に圧倒された1日。
・雨スタートから雲一つない晴天へ。中の島チャネルのクレパスに降り注ぐ放射状の光は、メキシコ・セノーテの絶景が頭をよぎるほどの別世界だった。
・宮古島では滅多に見かけない”真っ黒なクマノミ”との遭遇。地形だけじゃない、こんな偶然の出会いもあるから、海は飽きない。
昨日、透視度10mほどの濁った海を潜ったとは思えないほど、今朝の下地島エリアはまるで別の海でした。一夜でここまで回復するとは、ワタシも正直驚きました。朝は雨が降る曇り空でしたが、2本目あたりから急速に天候が回復し、3本目を潜り始める頃には雲一つない晴天。透視度と太陽光が重なったこの日は、下地島の地形が持つ本来の迫力を余すことなく見せてくれました。
1年半ぶりのダイビングから昨日に続き完全復活のNさんとのファンダイビング2日目。下地島エリアの起伏に富んだ地形を存分に楽しんでいただきました。また、本日からPADIオープンウォーターコースを開始されたNさんご夫妻は、ビーチでの初日講習でスキルをひとつずつ丁寧に練習されました。
海況ログデータ
・天候:曇りのち晴れ
・気温:25℃
・水温:24℃
・風向:北 7m/s
・波高:1.5m
・透視度:30m以上
ダイビングスポット
①ツインケーブ
②女王の部屋
③中の島チャネル
🤿 ガイドの一言
昨日との透視度の差があまりにも劇的で、ワタシ自身も「本当に同じ海か」と思いました。北風が潮を入れ替えてくれた結果ですが、こういう自然の変化はやはり予測できない。だからこそ、毎朝出航前に海況を読み、その日のコンディションを最大限に活かすスポット選びを続けています。今日は、下地島エリアの地形が「透視度30m」という条件を得て、完全に輝いていました。
ダイビングレポート
1本目|ツインケーブ — 透視度30m超え、洞窟の「青」が別次元の鮮やかさだった
船から潜り始めた瞬間、目の前に広がる青さに言葉が出ませんでした。昨日はこのスポットで透視度10mほどでしたが、今日は30mオーバー。中層を泳ぐだけで視界にストレスがなく、浮遊感を存分に味わえる透明度です。Nさんからも「青いじゃないですか〜」と思わず声が漏れました。
横幅30m・縦幅15mほどの棚に対し、沖から岸へ通り抜けられる2つの洞窟へ侵入。透視度がいい日は、洞窟の出口から見える「青」がより鮮明に浮かび上がります。視界が良いほど、その青の輪郭がはっきりと際立つ。この感覚は、実際に潜った人にしかわかりません。

横幅30m・縦幅15mほどの棚に対し、沖から岸へ通り抜けられる2つの洞窟へ侵入。透視度がいい日は、洞窟の出口から見える「青」がより鮮明に浮かび上がります。視界が良いほど、その青の輪郭がはっきりと際立つ。この感覚は、実際に潜った人にしかわかりません。
洞窟内ではNさんが水中ライトをアカマツカサ・ミナミハタンポ・リュウキュウハタンポに当て、光から逃げ惑う魚たちの動きを観察。これらの魚は夜行性で、昼間は洞窟や薄暗い場所でじっとしているため、こういう時にライトを使うと一気に動き出して面白いんですよ。
そして2つの洞窟を通り抜け、船に戻る途中でクマノミを発見。よく見ると……体色が真っ黒でした。

沖縄で見られるクマノミは、黄土色にやや黒が混ざり白いラインが2本入る個体がスタンダードです。ところが今日出会ったのは、体が真っ黒で白いラインが2本という、主に本州太平洋岸で見られる個体に近い色味。宮古島でもほとんど見かけないこの色味に、Nさんも興味深々でした。地形だけじゃなく、こういう偶然の出会いがあるから、毎回潜るのが楽しいんです。
2本目|女王の部屋 — 5つの穴が並ぶ圧倒的スケール、Nさんと光が重なった瞬間

棚の側面に開いた横幅30m・高さ5〜10mのホール。その規模は、三大地形スポット「通り池」に次ぐ大きさで、5つの穴が横に並ぶ独特の造形をしています。ホール内に侵入した瞬間、Nさんが穴の入口と太陽光と重なる場面が目に飛び込んできました。これぞ宮古島の地形ダイビングを象徴する景色です。朝は雨だったのに、いつの間にか晴れていたんですね。その光がNさんをシルエットにして、本当に絵になる瞬間でした。
その後、ワタシがこのホールで一番好きな場所へNさんをご案内しました。

「岸を目の前に、ホールの左端に背を向けた場所」から振り返ると、5つ全ての穴が一度に見渡せます。この角度から見た景色がワタシは最も好きで、何度潜っても見惚れてしまう。
よく「アントニガウディも女王の部屋も、どちらも5つの穴の造形ですよね」と聞かれるのですが、印象は全く別物です。アントニガウディが立体的で複雑な造形なのに対し、女王の部屋は平面的でシンプル。見え方の違いは、実際に潜ってみて初めてわかります。ワタシ個人の好みを言えば、女王の部屋の方が好きです。
3本目|中の島チャネル — メキシコ・セノーテを思い出した、放射状の光の洗礼

急速に天候が回復し、潜り始める頃には雲一つない晴天に。目指すは水深12m、幅30mほどのクレパスです。
潜降を始め、クレパスへ近づくにつれ、放射状に降り注ぐ光がだんだんと広がってきました。狙い通り、この日の光は特別でした。その景色は、ワタシがかつてメキシコのセノーテ「エデン」で見た光景が頭をよぎるほどの迫力で、しかも今日はこの景色を私たちだけで独占できました。
見入ってしまい、息をするのも忘れそうになるとはこういうことを言うのだと思います。透視度と天候と時間帯が揃ったときにしか見られない景色を、今日は3つ目のダイブでタイミングよく体験できました。
まとめ
【ツインケーブ】一夜で透視度10mから30mオーバーへ。洞窟の「青」の鮮やかさが別次元で、宮古島では滅多に見かけない黒色のクマノミとの偶然の出会いもあった1本
【女王の部屋】三大地形スポットに次ぐ規模を誇る5つの穴のホール。Nさんと太陽光が重なるシルエットに感動し、奥から5つ全ての穴を見渡せる竹内イチオシのアングルを堪能した1本
【中の島チャネル】晴天タイミングと透視度が重なり、クレパスから放射状に降り注ぐ光が圧巻。貸切でメキシコ・セノーテを彷彿とさせる絶景を独占できた1本
1年半ぶりのダイビングに見事復帰されたNさん、2日間ありがとうございました。「やはりダイビングは楽しい!」というその一言が、ワタシとしても何より嬉しいです。秋のリピートを早くも心待ちにされているとのこと。秋は通年でもコンディションが最も安定するベストシーズン。リピーターのNさんならではの選択ですね。日程が決まったらぜひご連絡ください。お待ちしています。
宮古島の地形ダイビングの魅力については地形ダイビングとはもぜひご覧ください。
明日の予告
明日は、PADIオープンウォーターコース2日目のNさんご夫妻がいよいよボートに乗船し、下地島エリアへ。今日のビーチ講習で水中呼吸の感覚を掴んでいただいたので、透視度際立つ青い海の中でのスキル実習になります。緊張よりもワクワクの方が大きくなっていることを願いつつ、明日も全力でサポートします!
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創業20年のサンアイランドでは、宮古島ダイビングスポットを知り尽くしたガイドが、皆様の宮古島ダイビングにおける忘れられない感動体験を全力でサポートします。
■今日のポイントを詳しく解説!【宮古島ダイビングスポット一覧をみる】
(※下地島・伊良部島などエリア別の魅力をまとめています)
■宮古島の地形の魅力をさらに深く知りたい方は【地形ダイビングの魅力とは】もぜひご覧ください。
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