この記事でわかること
・宮古島に約40軒あるダイビングショップの中から、自分に合う1軒を選ぶための具体的な判断基準
・ホームページや予約サイトでは分からない「現場目線の確認ポイント」5つ
・ガイド歴30年の竹内が、実際にゲストから聞いた「ショップ選びの後悔」とその回避方法
宮古島のダイビングショップは約40軒。ホームページを見比べ、料金を確認して予約をされる。それ自体は当然の流れです。ただ、ホームページに書かれていることと、実際に潜った時の体験には、大きなギャップが生まれることがあります。ガイド歴30年・潜水本数10,000本以上のワタシが、地形派ガイドの視点で「本当に確認すべき5つのポイント」を正直にお伝えします。
なぜショップ選びで後悔が起きるのか
当店をご利用いただいたゲストの方から、他ショップでの経験として、こんな話を聞くことがあります。
ダイビング前のブリーフィング(スポットの見どころ・最大深度・潜水時間などの説明)がなく、ただ水中を泳いでいるだけで何も楽しくなかった。水中でガイドがゲストの状態を確認することなく自分のペースでどんどん進み、そのペースに合わせて泳いでいたら息が上がり急浮上してしまった。ガイドがゲストへの紹介よりも自分のカメラ撮影を優先していた。ダイビングの合間、スタッフは常連客とだけ話しており、初めて利用した自分たちは放置状態だった…。
どれも、料金や写真だけでは事前に判断できない話です。だからこそ、ホームページに書かれていないことを「予約前に確認する」という習慣が、ショップ選びの失敗を防ぐ最大の手段になります。
確認ポイント①|1チームあたりの人数を確認する
「少人数制」と書いてあるショップは多いですが、具体的な人数が明記されているかどうかを確認してください。
ダイビングは水中活動です。環境・参加者の体調・メンタルなど、陸上よりもリスクが高まる環境下での活動になります。大人数よりも少人数の方が、一人ひとりに対してスタッフの注意を集中させられる。これが少人数制にこだわる理由の根本です。
特に宮古島の地形ダイビングでは、洞窟やホールなどのオーバーヘッド環境(頭上が閉鎖された環境)に入ることがあります。そのような場所では、何かあっても水面へ直接浮上することができません。だからこそ、ガイド1人が管理できる人数の上限が、安全に直結します。
サンアイランドでは、経験本数30本以上・最終ダイビングから1年以内のゲストを基準として最大6名(3バディ)まで。経験本数・年齢・ブランク期間などにより、さらに少人数対応、場合によってはインストラクターとのマンツーマンダイビングも行っています。予約前に「1チーム何名まで」かを具体的に確認することをおすすめします。
確認ポイント②|エンリッチドエア(ナイトロックス)の扱いを確認する

エンリッチドエア(ナイトロックス)を「オプション・有料」として提供しているショップと、「標準装備・無料」で提供しているショップでは、ゲストにとっての体験がかなり変わります。
ワタシ自身が通常の空気とエンリッチドエアで潜り比べて感じたことをお伝えします。エンリッチドエアを使用すると、ダイビング後の眠さや身体の重だるさがなく、スッキリしている。翌日の目覚めも明らかに違う。体感として身体への負担軽減を実感しています。
生理学的には、ダイビングにおいて窒素のリスクを軽減することが安全管理上きわめて重要です。ガイド付きの水中ツアーでは、ゲストのリスクはガイドのリスクでもある。双方がリスクを回避できるなら、そうすべきだ!
と、いう考えから、サンアイランドではエンリッチドエアを全コース標準装備・無料提供にしました。自社でエンリッチドエアを製造しているため実現できている体制です。
複数日ダイビングを予定している方ほど、エンリッチドエアの有無は翌日のコンディションに影響します。予約前に確認しておく価値があるポイントです。エンリッチドエアの詳細はエンリッチドエアとはをご覧ください。
確認ポイント③|ガイドの経験よりも「向き合い方」を見る
ガイド歴や経験本数は、選ぶ基準のひとつにはなります。ただ、ワタシが30年この業界にいて感じることを正直にお伝えすると、経験が長い・短いだけで判断するのは早計です。

長く経験を積んでいても、知識やスキルの更新に取り組んでいないガイドもいます。一方、新人インストラクターでも、素直で吸収が早く、ゲストへの向き合い方が誠実な方もいます。ガイド歴よりも大切なのは、「ダイビングとゲストに対して日々どれだけ真摯に向き合っているか」です。
ホームページに経歴が書いてあるショップは多いですが、実際の向き合い方はホームページには書いてありません。問い合わせの返信の丁寧さ、質問への答え方、ブリーフィングの内容など、こうした細部にガイドの姿勢は滲み出ます。
確認ポイント④|潜るスポットの「質」を確認する

「宮古島ダイビング」と一口に言っても、潜るエリアとスポットは多岐にわたります。宮古島の三大地形スポット(通り池・魔王の宮殿・アントニガウディ)をはじめとする下地島の地形ポイントは、北風が吹く秋〜冬シーズンがベスト。伊良部島エリアは南風の春〜夏に安定します。シーズンや海況を読んでその日一番のスポットへ案内できるかどうかは、ガイドの経験と判断力によります。
予約前に「どのエリア・どのスポットを潜る予定か」「海況によってどう判断するか」を確認しておくと、当日の体験が大きく変わります。宮古島の各スポットの詳細は宮古島ダイビングスポット一覧をご覧ください。
確認ポイント⑤|予約前に「問い合わせ」を一本入れてみる
宮古島のダイビングショップは約40軒。各ショップのゲスト対応はそれぞれ異なりますが、ホームページだけでその違いを見分けるのは正直難しいです。
ワタシがおすすめするのは、予約前にホームページに書いていない気になることを問い合わせてみることです。返信の速さ・内容の丁寧さ・質問への向き合い方など。これだけでも、そのショップの姿勢がかなり見えてきます。
「初めてで不安なのですが大丈夫ですか」「ブランクがあるのですが対応できますか?」こうした問いかけへの返し方が、水中での対応に直結します。ホームページに書いてあることと、実際の対応に一貫性があるかどうか。それを確かめる一番シンプルな方法が、予約前の問い合わせです。
🤿 ガイドの一言
「安全・安心があってこその楽しさ」これがワタシのガイドとしての原点です。ブリーフィングなしで潜らせる、ゲストより撮影を優先する、常連以外は放置。そういう話を聞くたびに、ダイビングが嫌いになってしまう方を一人でも減らしたいと思います。ショップ選びで迷ったら、遠慮なく問い合わせてください。自分たちに合うかどうか、一緒に確認しましょう。
まとめ
【確認ポイント①|少人数制の具体的な人数】「少人数制」の文言だけでなく、1チーム何名までかを具体的に確認する。地形ダイビングのオーバーヘッド環境では、人数が安全に直結する
【確認ポイント②|エンリッチドエアの扱い】標準装備か有料オプションかで、複数日ダイビングの翌日のコンディションが変わる。自社製造で無料提供できているかどうかも確認ポイント
【確認ポイント③|ガイドの向き合い方】経験年数より「ダイビングとゲストに日々真摯に向き合っているか」が重要。問い合わせの返信内容にガイドの姿勢が滲み出る
【確認ポイント④|潜るスポットの質】シーズンと海況を読んでその日一番のスポットへ案内できるか。三大地形スポットを含む下地島・伊良部島エリアの使い分けを確認する
【確認ポイント⑤|予約前に問い合わせを一本】ホームページに書いていない気になることを問い合わせてみる。返信の丁寧さと一貫性が、そのショップの水中での対応を映し出す
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■今日のポイントを詳しく解説!【宮古島ダイビングスポット一覧をみる】
(※下地島・伊良部島などエリア別の魅力をまとめています)
■宮古島の地形の魅力をさらに深く知りたい方は【地形ダイビングの魅力とは】もぜひご覧ください。
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