今日のハイライト
・5月4日に沖縄地方が梅雨入りし、今日で3日目。激しい雨のなかのダイビングとなったが、透視度25mの海は洞窟やホール内の黒と青のコントラストをむしろ際立たせ、「光がなくても見応えがある」ことを改めて証明してくれた。
・魔女の部屋のクマノミコロニーを今日数えたら、なんと18匹。体長2cmほどの幼魚もいて、思わずずっと見続けてしまった。
・3年ぶりのダイビング復帰のKさん、2本目からウエイトを1kg調整するだけで姿勢がみるみる水平に。小さな調整が、ダイビングの快適さを大きく変える。
あっという間にゴールデンウィーク最終日。5月4日に気象庁から沖縄地方の梅雨入りが発表され、今日で3日目。朝から激しい雨が降り続くなかでの出航となりました。この先2週間の天気予報には傘マークが並ぶとのことで、日差しが恋しくなる季節がやってきます。
ただ、透視度20〜25mの海は健在で、洞窟やホール内から開口部を見ると、壁面の黒と穴の青のコントラストがいつも以上にくっきりと映えていました。光がなければ見えない景色があるように、曇天・雨だからこそ際立つ景色もある。今日はそれを3本かけてお届けしました。
海況ログデータ
・天候:雨のち曇り
・気温:24℃
・水温:24℃
・風向:北東 6m/s
・波高:2.0m
・透視度:25m
ダイビングスポット
①魔女の部屋
②マリンレイク
③なるほどザ・ケーブ
🤿 ガイドの一言
梅雨入りしたからといって、宮古島のダイビングの魅力が半減するわけではありません。光が差し込まない分、洞窟内の暗さが増し、水中ライトで照らしたイソバナの赤やハタンポの群れのキラキラ感がより鮮明に浮かび上がります。そして透視度さえあれば、洞窟の開口部から見える「青」は晴れの日と遜色ない。天候で一喜一憂するのではなく、その日の条件を最大限に活かすスポット選びとご案内をすること。それがガイドの仕事だと思っています。
ダイビングレポート
1本目|魔女の部屋 — 水中ライトが照らす「赤」と、18匹のクマノミコロニー

魔女の部屋のホール内には、壁面にイソバナが根付いています。穴の開口部を背景に水中ライトをイソバナに当てると、暗い洞窟内に鮮明な「赤」が浮かび上がります。この赤と、背景の穴から見える青のコントラストは、晴れの日とは全く異なる表情で、雨の日ならではの見どころのひとつです。
穴だけを見に行くのではなく、こういった生き物との出会いもダイビングの醍醐味。その後、先日から気になっていたクマノミコロニーへ向かいました。水深15mほどの棚の上のイソギンチャクに大中小のクマノミが住み着いているのですが、今日その数を数えたら、なんと18匹。体長2cmほどの幼魚も混じっており、小さくてキュートな姿がなんとも愛らしく、思わずずっと眺め続けてしまいました。
2本目|マリンレイク — 水底から見上げた「透明→白濁→青」の色の変化が不思議すぎる

外洋側から全長30mほどの洞窟を進んだ先に、汽水域の池が広がる「マリンレイク」。今日は池の水底から水面を見上げると、幻想的な景色が目の飛び込む。
見上げると、水底に近い部分は透明、中層は白濁、水面近くは青と、深度によって水の色が段階的に変化していきます。これは海水と淡水が混ざり合う汽水域ならではの現象で、「なぜこうなるんですか?」と不思議そうにご覧になるゲストさんたちの反応が毎回興味深いです。雨の日でも関係なく、この池の色の変化はいつでも見られる。マリンレイクが何度来ても飽きないスポットである理由のひとつです。
3本目|なるほどザ・ケーブ — 光はなくとも、水中ライトがハタンポを星空に変えた

晴れていれば太陽光が洞窟を切り裂く「光系スポット」の代表格ですが、今日は雨曇り。それでも天井の穴から洞窟内に淡い明かりが差し込み、空間全体に柔らかさを与えてくれていました。
洞窟内に群がるミナミハタンポに水中ライトを当てると、光が乱反射してキラキラと輝きます。その様子はまるで星空のようで、光の差し込みとは違う美しさがそこにありました。「光がなければダイビングにならない」ということはなく、その日の条件の中で最大限の景色を引き出す。今日の3本はそれを体感できたダイビングだったと思います。
3年ぶりのダイビング復帰となったKさん、今日は最初こそ「久しぶりで不安」とおっしゃっていましたが、スタッフ神尾とのバディダイビングで落ち着いて潜り始め、2本目からウエイトを1kg軽くするだけで姿勢がみるみる水平に変わり、気持ちよさそうに洞窟探検を楽しんでいらっしゃいました。笑顔でダイビングを終えてくださったのが何より嬉しかったです。
ブランクのある方のファンダイビングについてはファンダイビングのご案内もぜひご覧ください。
まとめ
【魔女の部屋】イソバナに水中ライトを当てると浮かび上がる鮮明な「赤」と、18匹のクマノミコロニー。雨の日ならではの洞窟の表情を楽しんだ1本
【マリンレイク】水底から見上げると透明・白濁・青と段階的に色が変わる汽水域の不思議な景色。天候を問わずいつでも楽しめるマリンレイクの奥深さを再確認した1本
【なるほどザ・ケーブ】光はなくとも、水中ライトがミナミハタンポを星空のように輝かせた。梅雨の洞窟ダイビングの可能性を感じた1本
GW最終日にご来店いただきました皆さん、ありがとうございました。梅雨入りしてもなお、透視度25mの海が待っています。この先も宮古島の地形は変わらず皆さんを迎えてくれますので、またぜひいらしてください。
明日の予告
明日はひとまず梅雨前線が沖縄地方から離れ、天気が回復する予報です。せめて1本は「光系」地形スポットへご案内できればと思っています。詳しい様子は明日のうみ日記でお届けします。お楽しみに!
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