今日のハイライト
・Zアーチの地形を見ようとした矢先、マダラエイ・カメ2個体・イソマグロが立て続けに出現。地形ダイビングのつもりが、いつの間にか大物フィーバーになっていた。
・マダラエイを紹介した瞬間のリピーターKさんのフィンダッシュが、まるで水中スクーター並みの速さだった。その甲斐あって、満足のいく写真撮影に成功。
・梅雨入りから3日、昨日の雨が嘘のような快晴・気温29℃。初夏を思わせるコンディションのなか、船上では笑顔が絶えない1日だった。
昨日のどんよりとした雨空から一転、朝から日差しが降り注ぎ、風・波ともに穏やかな絶好のダイビング日和。気温29℃まで上がり、梅雨の中休みとはこういうことかと思わせる初夏の陽気でした。梅雨時期は前線の動き次第で、こうも海況が変わります。だからこそ、晴れた日は全力で楽しむのみです。
本日は昨日から引き続きのTさん、4日間の滞在をスタートしたリピーターKさん、そして石垣島でライセンスを取得し今回が初めてのファンダイビングというTさん・Fさんの計4名を、スタッフ神尾とワタシの2チームに分かれてご案内しました。
海況ログデータ
・天候:晴れ
・気温:29℃
・水温:24℃
・風向:南 4m/s
・波高:1.5m
・透視度:20〜25m
ダイビングスポット
①Zアーチ
②ダブルアーチ
③青の洞窟(ツインホール)
🤿 ガイドの一言
地形ダイビングに来て、大物に出会えるかどうかは正直「運」の要素が大きいです。ただ、Zアーチのような沖に位置するスポットは、外洋からの潮の流れに乗って大物が回遊してくることがあります。今日のマダラエイもイソマグロも、その流れに乗ってきた個体だと思います。地形の造形美を楽しみながら、視野を広く保っておくこと。それが大物との偶然の出会いを引き寄せるコツで、そのためにもエンリッチドエア(ナイトロックス)で余裕のある潜水時間を確保することが、宮古島ではとても有効だと実感しています。
ダイビングレポート
1本目|Zアーチ — 地形を見る前に大物3連発。マダラエイ・カメ・イソマグロにフィーバー

横幅10m・奥行き6m・高さ3mほどの空間に計3つの穴が入り組む「Zアーチ」。側面から全景を見るとアルファベットの「Z」の字体に見えることからその名がつきました。王道の地形スポットですが、今日はアーチへ侵入しようとした矢先に想定外の展開が待っていました。

直径1mを超える、見た目がまるでUFOのような形をしたマダラエイが目の前に現れたのです。ワタシがKさんとTさんにその存在を伝えた瞬間、リピーターのKさんが猛ダッシュで追いかけ始めました。そのスピードたるや、まるで水中スクーターを使っているかのような速さ。

Kさん提供、猛ダッシュで追いかけたマダラエイ
その後、アーチの造形をじっくり堪能してから、先日カメと遭遇した場所へ向かってみると、なんと今日は2個体のカメが水底に並んで佇んでいました。

驚かせないよう水底に着底し、そっと距離を縮めていくと、カメは逃げる気配ゼロ。最終的に30cmほどの近距離まで寄ることができ、KさんとTさんは満足のいく撮影タイムとなりました。「ここまで近づけるとは思っていなかった」と、お二人とも驚いた表情を浮かべていらっしゃいました。
さらに船に戻る途中、中層を体長1m超えのイソマグロがワタシたちの目の前を颯爽と泳ぎ去りました。気づいたらいつの間にか地形ダイビングから大物フィーバーに変わっていた1本目でした。こういう想定外の出会いがあるから、ダイビングはやめられません。
2本目|ダブルアーチ — 午前11時の太陽とアーチが重なる。自分の泡さえまばゆく輝く

今日の快晴なら絶対に潜りたかったスポットがここです。ダブルアーチは、午前11時前後に潜ると、メインの小さなアーチの真下から頭上を見上げたとき、穴と太陽が重なり、明暗のコントラストが最大限に映えます。

狙い通りの時間帯に侵入し、アーチの真下へ。放射状に降り注ぐ光のなか、自分が吐いた泡が太陽光を受けてまばゆく反射し、幻想的な光景が広がりました。思わず見とれてしまい、しばらくそのまま動けなかったほどです。この景色は、快晴の日に午前11時台に潜るからこそ見られるもの。梅雨の晴れ間を最大限に使い切ることができた1本でした。
3本目|青の洞窟(ツインホール) — 左は緑、右は青。何度も潜って初めて気づいた色の違い

スノーケリングツアーと重なることなく、ホール内は完全な貸切状態。今まで何度も潜ってきたツインホールですが、今日は入った瞬間に「あれ?」と思いました。左側の穴はやや緑がかった色味で、右側の穴はくっきりとした青。ここまで2つの穴の色味が異なって見えたのは、ガイド歴30年でも初めてでした。
TさんとKさん以上に、ワタシが「なんだこの色味は!?」と興奮してしまったのは内緒です。光の角度・透視度・潮の色、何が影響しているのか、潜るたびに新しい発見がある。それがこのスポットの面白さです。
神尾が担当したTさん・Sさんも、初めてのファンダイビングで「こんな穴が水中にあるなんて不思議ですねー」と興奮気味におっしゃっていただきました。中性浮力もバッチリで、伊良部島の地形をしっかり楽しんでいただけたようで嬉しい限りです。

宮古島の地形スポットの詳細は宮古島ダイビングスポット一覧もぜひご覧ください。ライセンス取得コース後のダイバーの方におすすめ地形スポット10選ご紹介。ぜひご覧ください。
まとめ
【Zアーチ】地形を楽しむ前にマダラエイが出現、その後カメ2個体に30cm接近、イソマグロが目の前を通過と大物3連発。想定外のフィーバーに沸いた1本
【ダブルアーチ】午前11時台の太陽とアーチが重なるベストタイミングを狙い撃ち。放射状の光と泡のまばゆい輝きに見とれた1本
【青の洞窟(ツインホール)】貸切状態のホール内で、左が緑・右が青という今まで見たことのない色の違いを発見。ガイド歴30年でも新鮮な驚きがあった1本
Kさん、4日間の宮古島ダイビング初日から大物フィーバーとなりました。この調子でいけば、残り3日間も楽しみです。Tさん・Sさん、初めてのファンダイビングで伊良部島の地形を堪能していただき、ありがとうございました。また宮古島の海にぜひいらしてください。
明日の予告
明日は風向きが南から北に変わる生憎のコンディションになりそうです。梅雨時期は前線の動き次第で海況がころころと変わります。どんなコンディションでも最善のスポットへご案内してきますので、明日のうみ日記もお楽しみに!
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(※下地島・伊良部島などエリア別の魅力をまとめています)
■宮古島の地形の魅力をさらに深く知りたい方は【地形ダイビングの魅力とは】もぜひご覧ください。
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