今日のハイライト
・台風6号接近前、最後のツアーとなった今日の3本目は貸切の「魔王の宮殿」。縦穴から断続的に降り注ぐ光、呼気の泡が太陽光に乱反射するキラキラ感に、Kさんが「穴の真下から見上げたときの感慨深さがすごかった」と興奮気味に語った、久しぶりの「完全版」の景色だった。
・35ホールのキンメモドキ幼魚が、2週間前の数十匹から高さ3m・幅2mの群れへと成長していた。思い描いていた光景が現実になった瞬間で、ワタシ自身が一番興奮した。
・透視度25〜30m・水温25℃・快晴。台風前とは思えないほど最高のコンディションの海で、台風対策の上架作業を終えた夕方の切なさが余計に際立った。
昨日に引き続き下地島エリアへ。透視度25〜30m・北東7m/s・波高1.5mとこれ以上ないコンディションのなか、リピーターの皆さん6名をワタシとスタッフ池田の2チームでご案内しました。
台風6号は現在フィリピン東海上を北上中で、昨日からの予想進路がさらに西にずれ、6月1日に沖縄本島と宮古島の間を通過する見込みとなりました。中心気圧960hPa・最大風速40mの強い台風で、宮古島も暴風域に入る可能性が高い状況です。本日をもってダイビングツアーは一時中止とし、夕方には船を上架しロープで固定する台風対策を済ませました。台風通過後、安全確認ができ次第ツアーを再開します。現時点では早ければ6月3日に下架し、4日からのツアー再開を目指しています。ご予約いただいている皆さんには個別にご連絡いたします
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海況ログデータ
・天候:晴れ
・気温:31℃
・水温:25℃
・風向:北東 7m/s
・波高:1.5〜2.0m
・透視度:25〜30m
ダイビングスポット
①女王の部屋
②35ホール
③魔王の宮殿
🤿 ガイドの一言
「魔王の宮殿」は潜る時間帯と入るタイミングが、感動の質をすべて決めます。縦穴から太陽光が真上に降り注ぐ12時〜13時台、そして他のショップが誰も入っていない貸切状態。浮遊物がなく澄み切った青の穴に光の筋が突き刺さる景色は、この条件が揃ったときにしか見られません。今日はその条件が完璧に重なりました。久しぶりに「完全版」の魔王の宮殿を見られたと、ワタシ自身が一番感動していたかもしれません
ダイビングレポート
1本目|女王の部屋 — アントニガウディと同じ「5つの穴」なのに、全く別物の造形美

リピーターの皆さんだからこそ1本目から水深34mへ。サンアイランドがご案内するスポットのなかで最も深いこのホールは、横幅35m・縦幅10m・高さ4〜10mの空間に5つの穴が開いており、岸を目の前にホールの左奥から右側(東側)を見上げると、5つの穴が画角120度ほどに収まります。
前日にご案内したアントニガウディも同じく5つの穴の造形ですが、印象は全く異なります。アントニガウディが立体的で複雑な構造なのに対し、女王の部屋はよりコンパクトにギュッと穴同士が収まり、シンプルで力強い。ワタシ個人的にはホール系スポットのなかでお気に入りの造形です。
2本を潜り比べたSさんに感想を伺うと「同じホール系なのに造形感が全く異なり、面白かった」という言葉が返ってきました。これが宮古島の地形スポットの奥深さです。
因みに昨日ご案内したアントニガウディを含めダイビングの様子は梅雨なのに透視度30m超え・水温26度!下地島でアントニガウディを貸切で堪能をご覧ください。
<h3>2本目|35ホール — 縦穴に重なる太陽光と、思い描いた光景が現実になったキンメモドキの群れ</h3>

棚をL字状に貫く洞窟がメインの35ホールへ。今日は縦穴から侵入し側面際から抜けるコース取りでご案内。水深14mの縦穴から22mへ潜降しながら見上げると、穴と太陽光が重なり、光の筋が水底まで届く幻想的な景色が広がりました。午前9〜11時台に潜るとこの光景が見られる、狙い通りのタイミングでした。
そしてホール内を通り抜けた出口の先で、嬉しい発見がありました。2週間ほど前に数十匹の幼魚を見かけ「このまま根付いてくれれば穴の開口部を埋める群れになるといいな」と思っていたキンメモドキが、高さ3m・幅2mほどの群れへと成長していたのです。ブルースクリーンを覆うその群れに水中ライトを当てると、乱反射のキラキラ感が半端ありませんでした。思い描いていた光景が現実になった瞬間は、ガイドとしてこの上ない喜びです。この夏から秋にかけてさらに成長してくれることを期待しながら、その場を後にしました。
3本目|魔王の宮殿 — 久しぶりの「完全版」。貸切の縦穴に光が降り注ぐ、唯一無二の景色

ホール内に差し込む光の向きを計算し、狙い通り3本目にやってきました。水深16〜24mの崖際に高さ6m・幅15mのホールが広がり、岸を目の前に右側2つの穴から光の筋がホールを突き刺していました。

その後、長さ15mほどの真っ暗な洞窟を抜けた先に目に飛び込む景色を前に、息をするのを忘れるほどに一瞬で心奪われました。
他のショップが誰も入っておらず、浮遊物がない澄み切った青の空間に、縦穴から断続的に降り続ける光。「穴の造形」「降り注ぐ光」「澄んだ青」「ハタンポの乱舞」など、これだけの条件が揃ったのは久しぶりのことで、ワタシ自身が心の中でガッツポーズしていました。
ゲストの皆さんは目を大きく見開き、静寂のなかで幻想的な造形をじっくりと味わっていらっしゃいました。ダイビング後、Nさんは「真っ暗な洞窟を抜けたその先に頭上から降り注ぐ光がすごかった」と。Kさんは「縦穴から断続的に降り続ける光と、穴の真下から見上げたときに自分の呼気が縦穴を上がる際に太陽光に乱反射するキラキラ感が感慨深かった」と、興奮気味におっしゃっていただきました。
宮古島三大地形スポットの詳細は宮古島ダイビングスポット一覧もぜひご覧ください。
まとめ
【女王の部屋】アントニガウディと同じ5つの穴でも全く異なる造形美。水深34mの圧倒的スケールをリピーターならではの1本目から堪能
【35ホール】縦穴に太陽光が重なる幻想的な光の筋と、2週間で成長したキンメモドキの群れが現実になった感動の1本。夏から秋の成長がさらに楽しみ
【魔王の宮殿】貸切・快晴・12〜13時台の光という完璧な条件が揃った久しぶりの「完全版」。縦穴の光と呼気のキラキラ感に全員が見惚れた、台風前最後にふさわしい1本
本日ご参加いただいたリピーターの皆さん、ありがとうございました。台風前とは思えないほど最高の海でした。この景色を見た後に上架作業をしながら、早く台風が通り過ぎてほしいとあらためて思いました。

明日の予告
明日から台風6号通過に伴いダイビングツアーは中止です。安全確認後、早ければ6月3日下架・4日からのツアー再開を目指します。いよいよ6月、水温が一気に上昇し魚たちの求愛・産卵・幼魚たちが溢れ出す、一年で最も華やかなシーズンが始まります。台風明けの宮古島の海がどんな表情を見せてくれるか、次の「うみ日記」をお楽しみに!
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(※下地島・伊良部島などエリア別の魅力をまとめています)
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