今日のハイライト
・宮古島ダイビングが初めてのKさん・Sさん・Yさん。1本目から100匹規模のノコギリダイ・アカヒメジの群れ、体長1m超えのロウニンアジ、そして中層を埋め尽くすタカサゴの壁。「まるで水族館の中でダイビングしているかの錯覚すら覚えた」という感想をいただいた。
・大潮の干満差2mで午前中はどこのスポットも流れがあり、ダブルアーチへのアプローチは水底を掴みながら流れに逆らう本日最大の難所。皆さんよく頑張ってくれた。
・クロスホールの縦穴から太陽光が降り注ぎ、まるでオーロラのような質感の光がホール内部を満たした。夏の地形ダイビングに欠かせない景色を、初めての皆さんにも体感していただけた。
梅雨前線が九州南岸まで北上し、午前中は曇り空ながら次第に雲の切れ間から青空がのぞき始めた1日。先週まで吹き荒れていた南西寄りの突風(カーチバイ)も収まり、伊良部島エリアは比較的穏やかなコンディションでした。ただ潮回りが大潮で干満差が約2mあり、午前中から午後にかけてどのスポットにも流れが入っていました。
本日はボートファンダイビングに、宮古島ダイビングが初めての3名様、Kさん・Sさん・Yさんをワタシが担当。ボート体験ダイビングのMさんご夫妻をスタッフ池田が担当しました。
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海況ログデータ
・天候:曇り時々晴れ
・気温:30℃
・水温:26℃
・風向:南 6m/s
・波高:1.5m
・透視度:15〜20m
ダイビングスポット
①サバ沖アウトリーフ(伊良部島)
②ダブルアーチ(伊良部島)
③クロスホール(伊良部島)
🤿 ガイドの一言
大潮の干満差が大きい日は、潮の流れがどのスポットにも入ります。今日のように白鳥リーフエリアが流れていると予想される日は、より穏やかなサバ沖エリアからスタートし、皆さんが宮古島ダイビングに慣れてからメインスポットへ向かう。この順番の組み立てが、初めての方を不安にさせない一番のコツです。今日は1本目で魚影の濃さに感動していただけたことが、2本目の流れを乗り越える原動力になっていたように思います。
ダイビングレポート
1本目|サバ沖アウトリーフ(伊良部島) — タカサゴの壁とロウニンアジ。初めての宮古島ダイビングが水族館に変わった
サバ沖エリアは白鳥リーフより穏やかと判断し、Kさん・Sさん・Yさんのチェックダイブを兼ねて1本目に選びました。サンゴと魚の共演が見どころのこのスポットで浅瀬をゆっくりご案内していると、ざっと100匹規模の群れで現れたのがノコギリダイとアカヒメジたち。形を自由自在に変えながら優雅に泳ぐ群れの中、突然体長1m超えのロウニンアジが姿を現しました。
このスポットでロウニンアジに出会うのはワタシ自身もあまり経験がなく、驚きました。すぐに皆さんへその存在をお知らせすると、Sさんがマスク越しに目を輝かせていたのが印象的でした。
その後リーフ沿いを移動していると、中層を埋め尽くすほどのタカサゴの群れに遭遇。まさに「壁」のような密度でした。宮古島のダイビングスポットは正直、目に映る魚の数自体は多くないこともあるのですが、今日の1本目は魚影がいつも以上に濃く、水族館の水槽でダイビングしているような雰囲気でした。
2本目|ダブルアーチ(伊良部島) — 流れとの格闘の先に待っていた、ハート型に見える穴の造形

メインスポットまでは水底を掴みながら流れに逆らって進む、本日一番大変な道のりでした。皆さん、本当によく頑張ってくれました。
メインのチャネルへ到着すると、それまで逆らっていた流れが嘘のように穏やかに変わりました。そこで皆さんに、どの角度から見るとアーチがハート型に見えるかをご案内。穴の造形をじっくり眺めていただきました。時折頭上の穴から光が差し込み、コントラストが見事に映えていました。流れとの格闘の先にこの景色があったからこそ、より印象に残る1本になったのではと思います。
3本目|クロスホール(伊良部島) — 太陽光が縦穴に重なり、オーロラのような光がホールを満たした

潜る直前に太陽が顔を出し、「このタイミングなら縦穴からの光の差し込みが期待できる」と判断してご案内。狙い通り、穴と太陽光が重なり、ホール内部にはまるでオーロラのような質感の光が降りしきっていました。晴れの恩恵を最大限に享受できた瞬間です。夏の地形ダイビングにこのクロスホールは欠かせないスポットだと、あらためて確信しました。

Sさんは壁面に群がるハタンポたちの観察に夢中になっていました。地形の迫力だけでなく、こうした小さな生き物の発見も、初めての宮古島ダイビングの記憶に残ってくれたら嬉しいです。
宮古島の地形スポットの詳細は宮古島ダイビングスポット一覧もぜひご覧ください。
まとめ
【サバ沖アウトリーフ】100匹規模のノコギリダイ・アカヒメジの群れとロウニンアジ、タカサゴの壁。初めての宮古島ダイビングが水族館のような魚影の濃さに変わった1本
【ダブルアーチ】大潮の流れと格闘した先に待っていたハート型の穴の造形。流れを越えた先にある絶景を皆さんで分かち合った1本
【クロスホール】縦穴に降り注ぐオーロラのような光と、壁面のハタンポ観察。夏の地形ダイビングの真骨頂を初めての皆さんにも体感していただけた1本
Kさん、Sさん、Yさん、本日のご参加ありがとうございました。「1ダイブ目から水底にびっしりのサンゴ、ロウニンアジ、タカサゴの群れに感動した。地形のダイナミックな迫力に息をするのも忘れた」という感想、ガイドとして何より嬉しい言葉です。次回はぜひ季節を変えて下地島エリアへ。「これぞ地形の宮古島ダイビング」と言わんばかりの起伏に富んだ造形美をご覧いただきたいと思います。
明日の予告
明日も引き続き、リピーターの皆さんと初めて宮古島ダイビングにご参加の方々をご案内します。梅雨前線が九州南岸まで北上し、今後一週間は晴れ予報。早ければ明日か明後日に沖縄地方の梅雨明け発表があるかもしれません。夏が待ち遠しいです(笑)。明日のうみ日記もお楽しみに!
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