【宮古島ダイビング】ガイド歴30年の竹内が使うサイドマウント器材—こだわりと選定理由を全部話します – 宮古島ダイビング|サンアイランド(SUN ISLAND)│エンリッチドエア標準装備・地形派少人数ガイド

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この記事でわかること

・TDIフルケーブダイバーの竹内が実際に使うサイドマウント器材一式とブランド選定の理由

・45歳でサイドマウントを始め、3ヶ月間の苦闘を経て確信に至るまでの正直な話

・バックマウントと比べてサイドマウントが宮古島の地形ダイビングで何を変えるか

サイドマウントの器材選びは難しい。ネット上には様々な情報が溢れているが、実際に宮古島の地形スポットで毎日潜り続け、TDIフルケーブダイバーの資格まで持つガイドが「何を使っているか」という情報は少ない。日々サイドマウントで潜っているワタシ・竹内が、実際に使っている器材と、そこに至るまでの経緯を全部話します。

宮古島の美しい地形や海況情報は 宮古島ダイビングスポットをはじめ 、安心の少人数制でお届けする宮古島ファンダイビングの料金やスケジュール、ダイビング未経験者向けの宮古島体験ダイビング 宮古島ダイビングライセンス 講習の詳細は各メニューページへ。

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ワタシのサイドマウント器材一式

サイドマウント 器材 XDEEP クラシック ハーネス ブラダー 宮古島ダイビング 竹内修治

ハーネス・ブラダー:XDEEP STEALTH2.0 CLASSIC

サイドマウントを始めるきっかけとなったイギリス人サイドマウントダイバー、スティーブ・マーティンが使用していた器材です。彼への憧れから同じものを選びました。ワタシにとってXDEEPは憧れが形になったものであり、使い続ける理由のひとつはそこにあります。

サイドマウント レギュレーター Apeks MTX-RC 宮古島ダイビング 器材 選定

レギュレーター:Apeks MTX-R

テクニカルダイビングのディープもやりたかったので、深度下での絶対的な信頼性と安心感を得るためApeksブランドを選びました。サイドマウントダイバーの間ではXTX50が圧倒的に多い。それはそれで信頼性の高い選択ですが、ワタシは少し違うものを使いたいという気持ちもあって、このMTX-RCにしました。他の人と同じを避けたい、ワタシなりのこだわりです。

 

45歳でサイドマウントを始めた理由—行き詰まりとYouTubeの衝撃

45歳の時、シングルバックマウントでのダイビングに個人的な行き詰まりを感じていました。ブラッシュアップするためにテクニカルダイビングを始めることで、新たな発見や気づきを宮古島のガイドにフィードバックできないかと考えはじめた頃、YouTubeでメキシコ・セノーテでケーブダイビングをするサイドマウントダイバー、スティーブ・マーティンの動画を見ました。

この世界に自分も行きたい!

その時の興奮は衝撃的でした。すぐに大阪のダイビングショップ「なみよいくじら」の関藤さんのもとでサイドマウントコースを受講し、宮古島で初めてサイドマウントでガイドをしました。

 

3ヶ月間の苦闘—「やめようか」と思った正直な話

コースは実習2日間。たったそれだけで、サイドマウントの全てを知ることはできません。

宮古島に戻ってガイドをしながら使いつづけましたが、器材の使いづらさ、泳ぎづらさ、うまくいかないセッティングに悶々とした気持ちが3ヶ月ほど続きました。宮古島では当時誰もサイドマウントをやっておらず、聞ける人もいない。今思えば、サイドマウントではなく「サイドマウントスタイル」ただ脇にシリンダーを配置しているだけの状態でした。

もうやめようか、と思った矢先に転機が訪れました。

10年前からサンアイランドを利用していただいていたKさんのFacebook投稿が目に入りました。彼がメキシコ・セノーテへサイドマウントでケーブダイビングをしている動画でした。一大決心してKさんにメッセージを送り、今抱えている問題を率直に伝えてアドバイスをもらいました。そこからトライ&エラーを繰り返し、1年ほどでようやくワタシの中で「サイドマウントとはこれだ」という確信が積み上がりました。

あのときやめなくてよかった。Kさんに連絡が取れてラッキーだったと、今でも思っています。

 

宮古島の地形でサイドマウントが変えること

宮古島ダイビング サイドマウント 竹内修治 地形 洞窟 流線型 水中姿勢

バックマウントで潜っていた時には感じたことのない浮遊感があります。背中から腰にかけてシリンダーの重さを感じず、「浮いている」という感覚。これはサイドマウントを使ったことがある人にしかわからない別の世界です。

洞窟内での実用的なメリットも大きい。レギュレーターが脇の位置にあるため、手狭な洞窟内部に侵入する際に岩肌にレギュを接触させるリスクがない。器材トラブルの軽減に直結しています。

万が一ホースが破裂してガス漏れが起きても、シリンダーを2本携行しているので慌てることなく、漏れているシリンダーのバルブを締めて、適切な浮上速度で浮上できます。

ガイドとしての観点から言えば、圧倒的なガス量があることでゲストのガス切れリスクをほぼ回避できる。これは安全管理において非常に大きなアドバンテージです。

サイドマウントの地形ダイビングへの応用についてはサイドマウントで潜る地形の世界も合わせてご覧ください。

ただし、正直なデメリットも言っておきます。マクロに焦点を当てたダイビングでは、身体を起こして生物を探す動作がサイドマウントの器材の構造上難しい場面があります。全てにおいてバックマウントより優れているわけではありません。

 

器材選びで「絶対に妥協してはいけない」こと

器材を選ぶ際に特定の優劣はありません。ただし、器材の調整は徹底的にすること—これは妥協できません。

バックマウントであれば多少サイズ感が違っても潜れますが、サイドマウントはベルトの長さが2cm違うだけでフィット感・器材の取り回し・水中での安定性に影響が出ます。ハーネス・ブラダー・シリンダー下部のボルトスナップの位置や高さなど、これらを連動させて自分の身体に合わせてシステムとして作り上げることが必要です。

よくある失敗は「とりあえず潜れているからこれでいい」と器材調整を曖昧にしたまま続けることです。ワタシが最初の3ヶ月間そうでした。水中姿勢・フィンキック・浮力調整・ガス圧の変化に伴うシリンダー下部の浮力発生への対処など、これらは全て器材調整と連動しています。

 

上達への近道は「イメージ」にある

客観的な視点を持つことが上達への近道です。自分の泳ぎを主観だけで判断するのではなく、優れたサイドマウントダイバーの動きをイメージし続けること。

ワタシが今でも意識しているのはスティーブ・マーティンさん、そしてYouTubeでそのサイドマウントスキルの精度に惹きつけられたTomasz Michuraさんの動きです。完璧なトリム・無駄のないキック・ガス圧変化への自然な対処。彼らの映像はワタシの中の基準であり続けています。

 

TDIフルケーブダイバーとして培ったものが宮古島で活きる

ガス圧管理・ライトコミュニケーション・キックの精度、これらはTDIケーブダイバーとしての訓練が宮古島のツアーガイドに直接フィードバックされています。

宮古島の地形スポットには頭上閉塞環境(オーバーヘッド環境)が多数あります。TDIケーブダイバーだからこそ、そのリスクマネージメントができ、ゲストの安心・安全・楽しさを担保できていると確信しています。テクニカルダイビングの知識はレジャーダイビングの「余裕」に変わります。

サンアイランドのサイドマウントコースの詳細はライセンス講習のご案内をご覧ください。

【高度な技術は、すべて「安心」のために】 私たちがサイドマウントやテクニカルダイビングで磨き続けるスキルは、すべてゲストの皆さんの安全を守るためのものです。 「ライセンス取り立てで不安」「ブランクがあって心配」という方は、初心者の不安が「自信」に分かる、少人数制ガイドの寄り添い方をご覧ください。

🤿 ガイドの一言
サイドマウントは決して簡単ではありません。ワタシも3ヶ月間悶々としていた時期があります。ただ、一度「これだ」という感覚をつかんでからは、バックマウントには戻れなくなりました。宮古島の地形を潜るなら、サイドマウントという選択肢は間違いなくあなたのダイビングを変えます。

 

まとめ

【使用器材】ハーネス・ブラダー:XDEEP クラシック(憧れのダイバーと同じ器材という原点)。レギュレーター:Apeks MTX-RC(深度下での信頼性と、多数派と違うものを選ぶこだわり)

【移行のきっかけ】45歳でシングルバックマウントへの行き詰まりを感じ、スティーブ・マーティンの動画で衝撃を受けてサイドマウントへ。最初の3ヶ月は苦闘が続き「やめようか」とまで思ったが、リピーターKさんのアドバイスで乗り越えた

【宮古島での実感】シングルバックマウントでは感じられない浮遊感。洞窟内でのレギュ接触リスクの軽減。2本シリンダーによるガス管理の安全マージン。ガイドとしてゲストのガス切れリスクをほぼ回避できる圧倒的なガス量

【器材調整の重要性】ベルト2cmの差が水中姿勢・取り回し・安定性に影響する。システム全体として自分の身体に合わせて作り上げることが最重要。「とりあえず潜れている」で妥協しないこと

【上達への近道】優れたサイドマウントダイバーの動きをイメージし続けること。主観ではなく客観的な視点で自分の動きを見直すこと

 

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