今日のハイライト
・3本目のワープホールは「この数ヶ月で一番の激流」。ロープ潜降で安全に洞窟内へ。漆黒の空間で体長1mのドクウツボが突然現れ、思わず「でかい!!」と声が漏れた
・沈船散策中に体長50cmを超えるケショウフグが登場。皆さんが一斉にカメラを向け、じっとしてくれたケショウフグに感謝する場面も
・「初めて見た不思議なサンゴ」パラオハマサンゴの突起状の群生が、皆さんのサンゴのイメージをがらりと変えた1本目
沖縄南海上に発生した低気圧の影響でうねりが押し寄せ、下地島エリアへ向かおうと伊良部大橋を越えたところでうねりを確認し、急遽伊良部島エリアへ変更しました。伊良部島エリアはうねりこそ入っていなかったものの、水面はやや波立ち船が揺れる状況。3本目の13時前後は白鳥リーフエリア全体で流れが発生し、潜るにはハードなコンディションでした。
本日はファンダイビングをスタッフ池田とワタシの2チームでご案内。池田は昨年の体験ダイビングでハマりライセンスを取得されたKさんとマンツーマンで。ワタシは宮古島在住リピーターのWさん・本日3日目最終日のSさんたち・初めての宮古島ダイビングとなるUさんとKさんをご案内しました。
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海況ログデータ
・天候:晴れ時々雨
・気温:32℃
・水温:28℃
・風向:東 5m/s
・波高:1.5m
・透視度:10〜15m
ダイビングスポット
①牧山展望台下(伊良部島)
②沈船(伊良部島)
③ワープホール(伊良部島)
🤿 ガイドの一言
10月になると風向が東に安定し下地島エリアがメインとなるため、沈船のシーズンはあと一ヶ月ほどです。水温が高い今の時期ならではのキンメモドキの大群も見られます。急な予定変更になりましたが、伊良部島エリアには下地島とはまた異なる魅力がたっぷりあります。10月以降は北寄りの季節風が強く吹く日が増え、北側に位置する伊良部島沈船は波立ちやすくなるため、風裏(陰)となる下地島エリアへとメインポイントが移っていきます
ダイビングレポート
1本目|牧山展望台下(伊良部島) — 「こんな不思議なサンゴ初めて見た」パラオハマサンゴとカクレクマノミ
本日初日のUさん・Kさんも合流しているため、チェックダイブも兼ねて浅瀬のスポットからスタートしました。
まずカクレクマノミをご案内。触手の先端がやや紫色がかったセンジュクイソギンチャク。直径30cmほどのその中に、大中小3匹のカクレクマノミが泳ぎ回っています。最も大きな個体は体長10cmほどで、可愛らしさというより「親分」と思わせるほどの風格がありました。

続いて、直径8mほどのバラの花のようなコモンサンゴの群生、そして突起状のパラオハマサンゴの群生へ。皆さんがイメージしていたテーブル状・エダ状のサンゴとはかけ離れた形状に、興味深々でじっくり眺めていました。このスポットでしか見られない珍しいサンゴです。
ダイビング後、Uさんから「こんな不思議なサンゴ初めて見ました〜!」と声高らかにおっしゃっていただきました。「サンゴ=テーブル状」というイメージが、今日で更新されたようです。
2本目|沈船(伊良部島) — キンメモドキの大群とケショウフグの突然の登場

10月以降は下地島エリアがメインとなるため、沈船のシーズンはあと1ヶ月ほど。潜る機会が少ないので、2ダイブ目は、水深18mの水底に眠る全長30mのカーフェリーへ侵入しました。
水温が高止まりするこの時期、船内では船底の隔壁の一部を覆い尽くすほどのキンメモドキが群がっていました。水中ライトを群れに当てると、一斉に同じ方向へ泳ぎ、弾け飛ぶような動きが圧巻です。

船内を散策していると、体長50cmを超えるケショウフグが突然現れました。皆さんが一斉にカメラとアクションカメラを向け撮影開始。しばらく動かずじっとしてくれたケショウフグに感謝したい気持ちになりました。沈船スポットの詳細は宮古島の沈船ダイビング|地形派ガイドが語るレックの魅力と条件もあわせてご覧ください。
3本目|ワープホール(伊良部島) — この数ヶ月で最強の激流、漆黒の洞窟でドクウツボと対面
3本目の時間帯は、船上から見ても水面が川のように動いているのがわかるほどの激流でした。この数ヶ月で最も強い流れです。
入念にブリーフィングを行い、ロープを確実に設置してロープ潜降でスタート。水面・中層はかなりの流れでしたが、水底付近は意外にも穏やかで、ワープホールへ順調に到着できました。

洞窟内へ侵入し、ライトを照らした先に体長1mほどのドクウツボが浮かび上がりました。あまりにも突然で「でかい!!」と思わず声が漏れてしまいました。漆黒の洞窟内での突然の大物登場は、ドキドキ感が格別です。

その後、出口付近に群がるミナミハタンポ・リュウキュウハタンポへ。ライトを当てると一斉にキラキラと輝き、まるで星空のような光景が洞窟の暗闇の中に広がりました。
3日間のダイビングを終えたSさんたちに「一番印象に残ったスポットはどこですか?」と伺うと「やっぱり最後のワープホール。最初は流れていてびっくりして不安になったけど、ロープを掴みながら確実に移動できたし、あんなに真っ暗な洞窟は初めての経験でハラハラ・ドキドキした。でも出口の青さがひときわ澄んでいて、ライトを照らすとキラキラ輝く小魚に目を奪われて、じっと見ていても飽きなかった」と笑顔でお話いただきました。
激流も、漆黒の洞窟も、その先にある光景があるからこそ価値があります。
まとめ
【牧山展望台下】突起状のパラオハマサンゴ・バラ型のコモンサンゴ・カクレクマノミ・テーブルやエダ状のサンゴとは全く異なる形状が皆さんのサンゴの概念を更新しました。
【沈船】キンメモドキの大群とケショウフグの突然登場。伊良部島エリアでしか体験できないレックダイビングは、10月までがシーズンです。
【ワープホール】この数ヶ月最強の激流をロープ潜降で乗り越え、漆黒の洞窟でドクウツボと対面。出口の青さとハタンポの星空のような輝きが、3日間最後のダイビングを飾りました。
明日の予告
明日も引き続きボートファンダイビングです。うねりが収まり下地島エリアへ行けるか、それとも本日同様に伊良部島エリアになるか明朝のコンディション判断次第です。どちらに向かったかは、明日の「うみ日記」でお知らせします。
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