今日のハイライト
・「3年ぶりでちょっと緊張してる、ちゃんと潜れるかな」と船上で不安そうだったKさんが、水中に入った瞬間から堂々としたベテランダイバーの姿に変わっていた。全てのダイビングを終えた後の「やっぱりダイビング楽しいですね〜」という満面の笑みが全てを語っていた。
・35ホールで狙い通り午前11時前後の縦穴と太陽が重なるコントラストを堪能。この時間帯のためにあえて2本目に設定した計算通りの1本だった。
・「宮古島の海ってこんな透視度だったっけ?」過去の透視度を知るリピーターKさんの率直な一言が、今日の透視度15mという現実を物語っていた。
朝から北北東4m/sの穏やかな風で、昨日まで悩まされた激流も収まり水中移動はかなり楽になりました。ただし透視度が昨日よりさらに悪化し15mほど。中層が白く濁り、周りが見えそうで見えない微妙な視界が続いています。何度も宮古島の海を知るリピーターKさんからの「こんな透視度だったっけ?ちょっとガッカリ」という率直な言葉が、今の海況を正直に語っていました。
また太平洋上に熱帯低気圧が発生しており、今後発達して台風になり週末から来週初めにかけて日本列島に近づく予想があります。沖縄地方に接近するのか本州方面へ向かうのかまだ予想のブレがあり、引き続き動向を注視します。
本日はワタシ竹内とスタッフ神尾の2チームでファンダイビングをご案内し、スタッフ池田はKさんのボート体験ダイビング・スノーケリングをマンツーマンで担当しました。
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海況ログデータ
・天候:晴れ時々雨
・気温:30℃
・水温:27〜28℃
・風向:北北東 4m/s
・波高:2.0m
・透視度:15m
ダイビングスポット
①ツインケーブ&8ポールアーチ(下地島)
②35ホール(下地島)
③ムーンライトホール(下地島)
🤿 ガイドの一言
「3年ぶりで不安」という言葉を船上で聞くたびに、ワタシはこう思います。身体はちゃんと覚えている、と。ダイビングのスキルは自転車と同じで、一度身につけると完全には消えません。今日のKさんも水中に入った瞬間に身体が思い出した。大切なのはエントリー前に焦らず手順通り確認すること。それさえできれば、あとはブランクがあっても水中では自然と戻ってくるものです。
ダイビングレポート
1本目|ツインケーブ&8ポールアーチ(下地島) — 3年ぶりとは思えない堂々とした姿と、ライトが蘇らせた真っ赤なイソバナ

アーチ・クレパス・2本の洞窟探検と、1本の中にバリエーション豊富な地形体験を詰め込んだスポットからスタート。船上では「緊張してる、ちゃんと潜れるかな」と不安そうだったKさんが、水中では全くのブランクを感じさせない堂々とした泳ぎで穴の造形をじっくりご覧になられていました。アイコンタクトもしっかり合い、中性浮力も安定していました。やはり身体は覚えているものです。

8ポールアーチの壁面には直径80cmほどのリュウキュウイソバナが根付いており、水深20mのアーチ内部では薄暗くまるで木の枝のような姿をしています。ところが水中ライトを当てると、迸るほどの鮮明な赤が一気に蘇ります。ライトを当てる・当てないで色彩がここまで変わるのかと、皆さんが興味深々で眺めていらっしゃいました。
宮古島ダイビングでは、オーバーヘッド環境下での視野の確保とコミュニケーションツールとして水中ライトの携行をお願いしています。今日のイソバナの変化がその理由を体感で教えてくれた瞬間でした。
2本目|35ホール(下地島) — 狙い通り午前11時の縦穴と太陽が重なった。2本目に設定した計算通りの1本
L字状に通り抜けられる洞窟を側面際から侵入。洞窟内部の中層から天井に向けライトを照らすと、幅20m・奥行き15mほどにわたりアカマツカサの群れが広がっていました。

そして出口の縦穴の真下から見上げると、狙い通り穴と太陽光が重なり、コントラストが鮮やかに映えていました。この景色を見たくて午前11時前後になる2本目にこのスポットを設定していました。透視度15mという今ひとつのコンディションでも、縦穴の造形と光の重なりは別格の存在感を放ちます。計算通りの瞬間を皆さんと共有できた、今日のベストショットです。
3本目|ムーンライトホール(下地島) — 雨で光は届かなかったが、ハタンポが主役に変わった

3本目の途中から雨が降り始め、洞窟内への光の差し込みは残念ながら見ることができませんでした。しかし代わりにハタンポたちが主役として輝いてくれました。
横幅1.5mほどの手狭な洞窟内に群がるミナミハタンポとリュウキュウハタンポが、ブルースクリーンを舞うように辺りを泳ぎ回っています。近づいても全く逃げず、皆さんの格好の被写体として大活躍してくれました。光がない日の洞窟は生き物が主役になる。今日のムーンライトホールがそれを証明してくれました。
全てのダイビングを終えたKさんから「やっぱりダイビング楽しいですね〜」という言葉をいただいたとき、ワタシも心からホッとしました。3年ぶりの復帰初日で、この笑顔を引き出せたことが何よりの収穫です。
サンアイランドではブランクのある方や復帰ダイビングも丁寧な確認と安全管理でサポートしています。ボートダイビングの詳細は宮古島ファンダイビングもぜひご覧ください。
まとめ
【ツインケーブ&8ポールアーチ】3年ぶりKさんの水中での堂々とした姿と、水中ライトが蘇らせたリュウキュウイソバナの鮮烈な赤。身体が覚えていることを証明した1本
【35ホール】午前11時の縦穴と太陽が重なる瞬間をあえて2本目に設定して狙い撃ち。透視度15mでも縦穴の造形と光のコントラストは別格だった計算通りの1本
【ムーンライトホール】雨で光は届かなかったが、ミナミハタンポとリュウキュウハタンポがブルースクリーンを舞う主役に。光がない日ならではの洞窟の表情を楽しんだ1本
本日ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました。3ダイブ目終了後に一時激しい雨が降り、気温こそ30℃を超えていますが北寄りの風と雨で濡れた身体には少し冷たさを感じました。この時期は日差しがあれば暑く、雨になると体感温度がぐっと変わります。薄手の上着を一枚用意しておくことをおすすめします。
明日の予告
明日も引き続きのゲストの皆さんとボートファンダイビングへ向かいます。今日より透視度が回復してくれることを願いながら、最善のスポットを選んでご案内します。熱帯低気圧の動向も引き続き注視します。明日のうみ日記もお楽しみに!
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