今日のハイライト
・L字アーチで体長1.5mのロウニンアジが私たちの周りをぐるぐると何度も泳ぎ回った。「まるで自分をしっかり見てくれと言わんばかり」の堂々とした姿に、Wさんのマスク越しに笑顔が浮かんでいた。
・「今回の沖縄宮古島ダイビングは大成功でしたか?」という問いに、Wさんがハキハキとした声で「はい!もちろんです」と即答。3日間9ダイブのフィナーレにふさわしい言葉だった。
・当初予定になかったダブルアーチを13時過ぎに急遽追加。透視度・光の角度・夏の余韻を残す強烈な太陽光が重なり、「まさに予想的中」の景色が広がった。Wさんが「ダブルアーチのあの光、すごかったですね〜」と興奮気味に話してくれた。
台風26号の影響はなく、朝から快晴・西3m/s・波高1mという絶好のダイビング日和になりました。ダイビング3日目最終日のWさんのファンダイビングをワタシが担当し、スタッフ神尾がMさんご夫妻のボート体験ダイビング・スノーケリングプランを担当しました。
本日の特筆すべき点は、1本目のサバ沖ドロップオフと2本目以降で透視度が極端に異なったことです。1本目は透視度10〜15mでしたが、2本目以降は浮遊物が全くなく透視度25〜30mオーバーと一気に宮古ブルーに変わりました。同じ日の同じエリアで、地理的な場所によってここまで透視度が変わることはあまりなく、ワタシ自身も驚きました。
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海況ログデータ
・天候:晴れ
・気温:32℃
・水温:28℃
・風向:西 3m/s
・波高:1.0m
・透視度:15〜25m(スポットにより異なる)
ダイビングスポット
①サバ沖ドロップオフ(伊良部島)
②L字アーチ(伊良部島)
③ワープホール&ダブルアーチ(伊良部島)
🤿 ガイドの一言
3日間・9ダイブをご一緒したWさんとの最終日。伊豆・千葉をホームフィールドにして経験本数60本を超えるWさんが、初めての沖縄・宮古島で「心が踊った」と毎ダイブ感じてくださったことが、ガイドとして本当に嬉しかったです。今日のダブルアーチは当初予定にありませんでした。「この時間帯なら光と透視度とアーチが完璧に揃う」という判断で急遽追加したのですが、その読みが当たったときの充実感はひとしおです。ゲストの最終ダイブをできる限り印象深いものにしたいという思いが、今日のダブルアーチにつながりました。
ダイビングレポート
1本目|サバ沖ドロップオフ(伊良部島) — ロウニンアジは白濁の中へ消えた。でも棚の上の生き物たちが癒してくれた
「今日こそロウニンアジをWさんにご案内する」と決めてのエントリーでしたが、透視度10mほどの白濁した視界が広がっていました。ロウニンアジがホンソメワケベラにクリーニングをされる場所へ向かうと、かすかにその影が見えたのですが、あっという間に白濁の中層へ泳ぎ去ってしまいました。Wさんに伝えることができず、内心かなり悔しかったです(涙)。

その後は棚の上に群がるノコギリダイをはじめ、フタイロカエルウオ・アサドスズメダイ・ハタタテハゼの幼魚などをゆっくり愛でながら1本目を締めくくりました。ロウニンアジへのリベンジは2本目に持ち越しです。
2本目|L字アーチ(伊良部島) — 透視度30mの海でロウニンアジが私たちの周りをぐるぐる。Wさんのマスク越しに笑顔が浮かんだ

1本目のリベンジとしてL字アーチをチョイス。潜り始めると1本目から想像がつかないほど視界が良好で、透視度25〜30mオーバーの宮古ブルーが広がっていました。ワクワクしながらアーチへ向かうと、体長1.5mほどの存在感抜群のロウニンアジがオーバーハング気味の場所に佇んでいました。

私たちが近づくと、ロウニンアジは逃げることなく、むしろ私たちの周りを何度も何度もぐるぐると泳ぎ回り始めました。まるで「しっかり見てくれ」と言わんばかりの堂々とした振る舞いに、Wさんのマスク越しに笑顔が浮かんでいるのがはっきりと伝わってきました。1本目で見られなかった分、この遭遇の喜びはひとしおだったはずです。

ロウニンアジを堪能した後、ワタシのお気に入りのL字アーチ全景が映えるアングルへWさんをご案内しました。眼下に160度ほどの視野でギリギリ収まる2つの穴と1つの亀裂が織りなす伊良部島最大の穴の造形、この場所から見上げる景色がワタシは何度来ても好きです!
3本目|ワープホール&ダブルアーチ(伊良部島) — 予定になかったダブルアーチを急遽追加。読み通りの完璧な光が3日間を締めくくった

最終ダイブは探検気分満載の洞窟からスタート。全長20m・高さ2m・幅4mのワープホールへ侵入すると、アカマツカサとミナミハタンポが群がり、ライトを当てると一斉に逃げ惑う様が圧巻でした。出口付近の青みを背景に魚たちが舞う景色に優雅なひと時を感じながら洞窟を抜けました。

洞窟を出た後、ワタシの頭の中で判断が走りました。「今の時間帯(13時過ぎ)なら、この透視度と夏の余韻を残す強烈な太陽光でダブルアーチが完璧なはずだ」と、当初の予定にはなかったダブルアーチを急遽追加することに決めました。
向かってみると、まさに予想的中。アーチと太陽光が重なり、放射状の光が水底へ降り注ぎ、透視度30mの青みがその光をより際立たせていました。この光景に、ワタシ自身も思わずじっくりと見入ってしまいました。
ダイビング後、Wさんから「ダブルアーチのあの光、すごかったですね〜」と、興奮気味に話してくださいました。3日間の最後の最後に、予定外の追加スポットが一番の締めくくりになりました。
「3日間9ダイブで一番印象に残ったのは?」という問いへのWさんの答えは「ダブルアーチで光が溢れ出してアーチと太陽が重なる景色。水中でこんな造形が見られるとは思わなかった」でした。急遽の判断が報われた瞬間でした。
まとめ
【サバ沖ドロップオフ】透視度10mの白濁でロウニンアジを逃したが、棚の上の生き物たちに癒された。リベンジへの布石となった1本
【L字アーチ】透視度30mの宮古ブルーで体長1.5mのロウニンアジが周りをぐるぐる。Wさんのマスク越しの笑顔と伊良部島最大の穴の全景を堪能した1本
【ワープホール&ダブルアーチ】洞窟探検の後、読み通りの判断で急遽追加したダブルアーチが完璧な光と透視度で3日間のフィナーレを飾った1本
Wさん、3日間9ダイブありがとうございました。初めての沖縄・宮古島ダイビングが「大成功!」とハキハキした声でおっしゃっていただけたこと、ガイドとして何より嬉しかったです。毎ダイブ「心が踊った」と言ってくださったWさんとまた一緒に潜れる日を楽しみにしています。またいつでもいらしてください。
明日の予告
明日も引き続きファンダイビングの皆さんをご案内します。どんな景色が待っているか、明日のうみ日記もお楽しみに!
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