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穴の造形や光が素晴らしい伊良部島の人気地形ポイント『クロスホール』

こんにちは!スタッフの神尾です。

夏の暑い時期になると宮古島のダイビングでは、伊良部島周辺のポイント・スポットでダイビングをすることがメインになってきます。

今回のうみコラムではそんな伊良部島周辺のポイント・スポットで代表的な人気地形ポイントである『クロスホール』についてご紹介していきます。

 

伊良部島を代表する人気ナンバー1地形ポイント『クロスホール』

『クロスホール』は棚に対して縦穴と横穴のL字に通り抜けられる洞窟がポイントのメインになっています。

最大水深は横穴の出入り付近のところで約25mほどになります。

縦穴の開口部を穴の中から見上げたときに、十字に見えたことから『クロスホール』と名ずけられました。

実際に見てみると崩れたひし形をしていて、角度によっては十字にも見えたりますし、北海道や、マンタのような形にも見えたりします。

そんな『クロスホール』なのですが、縦穴から降り注ぐ光や、穴の造形美が素晴らしく、リピーターのお客様などに大人気のポイントで私も大好きなポイントになりますので詳しくご紹介していきますね。

 

スタッフおすすめの『クロスホール』の見どころ3選

・昼過ぎの真上から差し込む太陽の光

一歩引いた視点から見渡す穴の全景

横穴の出入り付近の青みと背景の黒

 

スポットライトのように頭上から降り注ぐ光

私が『クロスホール』でダイビングをする時の1番のおすすめのタイミングは、昼頃の太陽が1番高い位置にある時間帯です。

太陽の光がダイレクトに縦穴へ降り注いで放射線状に見える光は、まるで舞台を照らすスポットライトのようにキラキラと輝いて見えます。

クロスホール

暗い洞窟内を照らす光は写真にも映ますし、ご自身の目にも焼き付けておいて頂きたい最高の景色になりますよ。

また、もし穴の中にいる時に太陽を覆っていた雲が動いて光の差し込む瞬間を見られたらその幻想的な景色に感動すること間違いなしです。

少し雲があるような時にはそのような景色にも期待してダイビングをしていただいてもいいかもしれませんね。

 

視野を広く1歩引いた目線で周りを見渡す

『クロスホール』に潜ると縦穴からの光や十字ばっかりに注目してしまいがちになります。

もちろんそれらもとてもきれいで魅力的なのですが、『クロスホール』魅力はまだまだあります。

そんな魅力に気づいていただくため、視野を広げて1歩引いた視点から穴全体の造形や、陰影、光と青みなどを絡めた穴の全景、コントラストを楽しんでいただきたいと思います。

暗い洞窟に青白い光、このコントラストが非常に素晴らしく、ホール内は穴の造形も相まって神秘的で見惚れてしまうほどです。

どこか1箇所だけに注目した景色にも魅力はありますが、視野を広げ周りを見渡しながら全体を見た景色も非常に魅力的で洞窟ダイビングの奥深さに気付かされますね。

 

十字の縦穴だけじゃない!横穴の造形、陰影にも注目を

先程の視野を広げて洞窟全体を楽しんでいただきたいという話にも繋がってきますが、『クロスホール』は縦穴から降り注ぐ光やホール内全景だけではなく横穴にまで魅力が詰まっています。

洞窟の背景にある黒、横穴の開口部から見える海の青、そして穴の造形、これらが織り成す景色も非常に素晴らしい『クロスホール』の魅力になります。

クロスホール出口

青と黒の陰影が非常に美しく映えますので、ぜひ横穴にも注目して見てみてくださいね。

洞窟に入ると進行方向の前から見える縦穴からの光やホール内の全景に目を奪われてしまうかもしれませんが、視野を広げて、時には振り返って後ろを見てみたり、上を見上げてみたりなどしてみると新たな発見があったり、魅力に気づけたりしますよ。

 

 

潜る際の注意点

まず『クロスホール』を潜る際に注意して欲しいのは、縦穴から洞窟に進入する時になります。

横穴から進入する時は斜面に沿って震度を下げていくのですが、縦穴から洞窟に入る時は真下に潜降していきます。

こまめな浮力の調整をできなかったり、頭を下にするヘッドファーストの姿勢で潜降をしてしまったりすると、圧平衡が間に合わず、痛みや不快感が生じてしまうことがあります。

そうならないように浮力調整と、足を下にするフィートファーストの姿勢を意識していただいて、こまめに圧平衡をしながら潜降してくださいね。

また、『クロスホール』の縦穴の下にある空間は水底が砂になっていますので、フィンキックなどで砂を巻き上げてしまうとせっかくの景観が濁って台無しになってしまうこともあります。

次に『クロスホール』へ潜る方への迷惑にもなりますので、中性浮力やトリムの姿勢を意識して、砂を巻き上げないように注意をしながら潜っていただければと思います。

最後に、洞窟内には高さがあまりない、狭いところもありますので、シリンダーやレギュレーターのファーストステージ、ご自身の体などぶつけないように周りを見ながら注意してください。

怪我や機材の故障のない安全で楽しいダイビングを心がけていきましょう。

 

 

ここまで『クロスホール』の魅力や、潜る際の注意点についてお伝えしてきましたが、皆さま興味を持っていただけたでしょうか?

写真で見てもとってもきれいな『クロスホール』ですが、実際に見てみると何倍もきれいで感動すること間違いなしなのでぜひ潜りに来てみてください!

では、また!

 

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投稿者:神尾

 

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