宮古島ダイビング通信:夏・真っ盛り
朝から真っ青なそらが広がる宮古島。
夏ですねぇ~(笑
沖縄の夏のそらの青さって、紺碧から瑠璃色にグラデーションがかかるんです。
そして、まぶしいきらめく太陽がサンサンと降り注ぎ、絶好のダイビングびより。
今日は、ボート体験ダイビングとファンダイビングのみなさんと伊良部島へ
ダイビングに行ってきました。天気予報では『南風・波1.5m』と発表されており
コンディションとして、風も波もない落ち着いたコンディションのはずが
ポイント周辺へ行って見ると、波はないものの緩やかな波長が短いうねりが
押し寄せてました。
『これで1.5m、うそだろ!?』
と、思うほどでした。
水中に関しては、まずまずのコンディション。
宮古島ダイビングの代名詞でもある『地形』をガッツリ3ダイブ潜ってきました!
では、今日の海情報
天候:晴れ 気温:33℃ 水温:30℃ 風向:南西 波の高さ :1.5m 透明度:10~15m
<1本目:クロスホール>
<2本目:Zアーチ>
<3本目:サプライズホール>
1本目は『クロスホール』へ。
今日は縦穴からホールへ潜降しました。
水深5mほどの棚に開いている穴を潜ってゆくと、太陽光がサンサンと降り注ぎ
見上げると、穴の形状が見ようによって『十字』に見えるんです。
まぁ、かなり無理はありますが・・・(汗
どちらかと言うと『北海道』や『マンタ』『ひし形』に近い感じですけどね。
水底に着底し、ホール全体を見上げると、浮遊物が少なく明暗のコントラストは
とてもキレイでした。
ホールを抜け沖から岸にゆっくり移動していると、Kさんが可愛らしいこの子を
デジタルカメラで写してました。
宮古島では定番のシライトウミウシなのですが、よく見かけるシライトウミウシと比べ
全体的色が濃く、とくにオレンジの縁取りが鮮やかでした。
こんなシライトウミウシを見かけたのって、どれくらいぶりだろう???
ウミウシは動きがわりと遅いので、デジタルカメラの被写体としてもおススメ。
本州で見られるウミウシと宮古島で見られるウミウシでは、環境も変わり
見られる種類も変わりますので、ウミウシ探しも楽しいですよー。
その後、船のしたにある短いクレパス探検へ!
太陽光がシャワーのように降り注ぎ、見上げたり・振り返ったりしながら
全体的な造形美を楽しんじゃいました。
2本目は『Zアーチ』へ。
船を係留した浅瀬は透明度8~10mほどと濁っておりましたが、沖のアーチ周辺は
15mほどまで透明度が回復し、ホッとしました。
今、棚の上ではオキナワスズメダイやコガシラベラの幼魚がいっぱい見られます。
その数は、すごいです!!
ふと水底を見るとイソギンチャクにクマノミが住んでいたのですが、このイソギンチャク
色が抜け、真っ白になっているじゃないですか!?
今、宮古島の水温は30℃。
ウエットスーツを着て潜っていても生温いです。
まるで温泉に浸かっているかのような感覚なのですが、この水温の高止まりは
サンゴやイソギンチャクの中に住む褐虫藻が海中に放出してしまう『白化現象』を
引き起こすんです。先日の台風通過で一時水温28℃まで下がったのですが
あっというまに水温30℃。この水温の高止まりによる水中環境のダメージが心配です。
では、メインのアーチへ!!
太陽光の射し込みもバッチリ。
アーチ全体の景色、いつ見てもキレイですね。
伊良部島のポイントではZアーチをはじめ3つ大きさや形が違うアーチのポイントが
あるのですが、個人的にわたし(たけ)はこの『Zアーチ』が一番好きかな!
浅瀬に戻ると、普段はヘラジカハナヤサイサンゴの隙間に身を潜め、じっとしてる
カスリフサカサゴが普通に水底にいるじゃないですか?
全身まるだしなんで、ホント珍しい。
3本目は光のシャワーを見に『サプライズホール』へ。
夏は太陽光の射し込みが強く、このポイントではスポットライトのような光が
楽しめます。
宮古島ダイビングの醍醐味でもある『地形』が映えるポイントなんです。
地形以外にもシマハギやイスズメの群れ・フタイロカエルウオやタツウミヤッコなど
マクロの生物も充実してるんです。
そして、水底にカモフラージュしてるこんな子が泳いでました。
トゲダルマガレイです。よーく見ると魚の輪郭分かりますよね?
地形をはじめ、生物もじっくり楽しめました。
明日はどんな海が待ってるか楽しみ(笑
宮古島 ダイビング:宮古島ダイビングサービス『サンアイランド』
投稿者:たけ
2014/07/14 | ボートファンダイビング, 伊良部島, 地形
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