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ウエットスーツはなぜ必要なのか

こんにちは!スタッフの池田です。

皆さんはなぜダイビングをする時はウエットスーツの着用が必要か知っていますか?

今回のうみコラムはウエットスーツは着用したほうがいいのか、ウエットスーツの重要性についてお話していこうと思います。

 

ウエットスーツは必ず着ないといけない?ウエットスーツを着用したほうが良い理由とは

 

「ダイビングの時はウエットスーツは必ず着た方がいいんですか?」

私が宮古島でインストラクターを始めてから毎年夏によくされる質問。

特に真夏など宮古島等の沖縄ではウエットスーツを着ると暑いからスーツを着用せずにダイビングをされると言う方がちらほらいらっしゃいます。

確かに去年の夏の宮古島の気温は34度を超える日もあり、水温も30度程。ウエットスーツを着るのは暑い!と思う気持ちもわかります。

では、暑い時はウエットスーツを着用せずにダイビングをしてもよいのでしょうか?

 

結論から言いますと、ダイビングの際はウエットスーツを着用すべきだと私は思います

 

ウエットスーツを着用することで大きくわけて以下の3つのメリット・役割があります。

①保温効果

②浮力を確保できる

③怪我の防止・海の生き物から身を守る

 

 

これから詳しくご説明していきますね☝🏻

 

ウエットスーツの役割とは

①保温効果がある

ウエットスーツの役割で重要になってくるのは保温効果。

暑いから保温効果なんていらないんじゃないの?そう思う方もいらっしゃると思います。

ほとんどのダイバーが保護スーツなしでダイビングを楽しむのは27度以上の水温が必要とされていて、これだけ水温があれば気温も高いし気持ちいいんじゃないかと思うかもしれません。

 

ですが、大体一度のダイビングは40分程です。

いくら水温が30度あるとはいえ、私たち人間の体温よりは低いので、ダイビング中は少しずつ体温が奪われていっているんです。

なので、時間が経過するに連れて寒さを感じでしまうかもしれません。寒いとせっかくのダイビングも楽しめません😢

また、水中は水深によっての水温変化もあります。水面辺りは暖かく入った時は気持ちがいいかもしれませんが、水深20mを超えてくると水温が1度以上違うことも。

ウエットスーツを着ていてもヒヤッとすることもあるので、水着のみだとダイレクトに水温の影響を受けて体温が奪われてしまいます。

寒いと頭の中は「寒い!」でいっぱいになり集中力も低下してしまいますからね…

 

「40分くらい大丈夫でしょ」1ダイブ寒さを感じずにダイビングできたとしても、もしトラブルに巻き込まれてしまい長時間水面にいる状態になってしまったらどうでしょう。

水着のみでは保温効果はなく、最悪の場合低体温症になってしまうケースも。万が一なにかあった時でもウエットスーツの保温効果に助けられることもあるので、こういった事も考えると着用することがより大切になってくるなと私は思います。

 

ウエットスーツには種類があり、気温や水温、使う場所によっても使い分ける必要があります。

一般的によく使用されるのは5mmのフルスーツですが、暑いと感じる方は厚さを変えて3mmのスーツを使用してダイビングをするといいかもしれません。

また、ウエットスーツはスーツと身体の間に入った水を逃がさない仕組みになっており、体温で温められた間の水で保温効果を得て体温維持をしています。

ですから、自分の身体にあったサイズのウエットスーツを着用することもとても重要なのも覚えておいてくださいね☝🏻

 

②浮力を確保できる

ウエットスーツは浮力を確保できることもとても重要な役割を果たしています。

着用したことがある方はかなり共感していただけるかと思うのですが、水着だけとウエットスーツ着用時では水面での浮力はかなり異なります!

万が一トラブルに巻き込まれてしまい、水面で長時間取り残されてしまったとしてもウエットスーツを着用していることで楽に水面で浮くことができます。

 

ウエットスーツはダイビングの際だけではなく、スノーケリングなどのマリンスポーツにも役立ちます。

浮力があるので水着で泳ぐとではウエットスーツを着用していると安心感があるかなと思いますので、スノーケリングなどの際もウエットスーツの着用を検討してみてくださいね!

 

③怪我の防止・海の生き物から身を守る

ウエットスーツは怪我の防止にも大変役立ちます。

水中はゴツゴツした岩やサンゴなど簡単に怪我をしてしまうものがたくさんあります。

よくダイビングをしていても気づかないうちに切り傷ができていることも。

ビギナーの方は特にまだバランスを保つことが難しく手をついたりなど身体が岩肌に接触することが多いのでウエットスーツでの保護が重要になってきます。

 

特に宮古島でのダイビングの場合はウエットスーツでの身体の保護が必要です。

宮古島のダイビングスポットは地形スポット・ポイントが多く、ダイビングの大半以上は洞窟内で過ごすことも少なくはありません。

場所によっては手狭なところもありますので、水着など素肌が露出した状態で洞窟内に侵入してしまうと岩肌で怪我をしてしまう危険性が高いです。

また、スーツが半袖のものや半ズボンのものなど素肌がフルスーツよりも露出しているものも注意が必要です。

宮古島で地形ダイビングをする場合は特に長袖長ズボンのフルスーツでのダイビングをオススメします!

 

ウエットスーツは海の生き物からも身を守ってくれます。

夏になるとクラゲがよく現れます。

水面辺りでは一面クラゲが漂っていたり、見えない細い触手だけが漂っていたりして刺されることも多いです😭

私はフルスーツを着用してダイビングをしているのですが、それでも出ている手や顔など刺されることがあるので水着でたくさん肌を露出している状態では1箇所だけでは済まないかもしれません…

クラゲには様々な種類がいますので、毒が強いクラゲなどに刺された場合は痒いだけでなくひどい炎症を起こしたり最悪の場合アナフィラキシーショックを起こしてしまうことも。

クラゲは暖かくなってくると増えてくるので、しっかりウエットスーツを着て対策することが必要です。

 

まとめ

ここまでウエットスーツの役割・必要性についてお話してきましたがどうでしょうか?

1人でも多くの方にウエットスーツの重要性が伝わっていれば大変嬉しく思います。

 

ウエットスーツは保温効果以外にも怪我や緊急時の際にも私たちの身体を守ってくれる大切な役割をしてくれます。

「暑いから」「着るのは面倒だから」などと言って着用せずにダイビングをするのではなく、しっかりと自分にあったスーツを着用して楽しく安全なダイビングをしていきましょうね。

 

では、またお会いしましょう👋🏻‪

 

 

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投稿者:いけ

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