水中でマスクに水が入らないようにするには?
こんにちは!スタッフの神尾です。
突然ですが、皆さま普段のダイビングの際マスクの中に水が入って来てストレスを感じるといった経験はありませんか?
マスクに水が入るというのはよくあるトラブルの1つですが、水中での大きなストレスの原因となりダイビングを十分に楽しめないことに繋がります。
しかし、正しいマスクの使い方をすることで未然に防ぐことが出来たり、自分に合ったマスクを選ぶことで簡単に解消出来るトラブルでもありますので今回はマスクについて深堀りしていこうと思います。
なぜマスクに水が入ってくるのか?
マスクに水が入ってくる原因として考えられることは大きく分けて2つあります。
1つ目はマスクを正しく使うことが出来ていないなどの自分由来の原因です。
マスクの正しい使い方はライセンス講習の際にも説明があった思いますが、ここでもう一度復習して正しい使い方を思い出して頂くことで快適にダイビングをして頂くことが出来ると思います。
2つ目の原因は、マスクが自分に合っていなかったり、時間が経つにつれマスクが劣化してしまったりなどのマスク由来の原因です。
この場合は、マスクの劣化している部分を交換したり、自分に合ったマスクを買ったりすることで解消できますのでご紹介してきますよ。
自分に合ったマスクを正しく使うことで快適にダイビングを楽しんでいきましょう。
マスクに水が入る自分由来の原因
正しくマスクを使って頂くことで、マスクに水が入ってくるというトラブルは解消出来ることがほとんどですので、まずは今から紹介する使い方が出来ているか確かめて見てください。
マスクの正しい装着方法
まずは、マスクの正しい装着方法でよく注意して頂きたいことが3つあります。
1.マスクと顔の間に髪の毛などを挟まない
マスクと顔の間に髪の毛が挟まるとその隙間から水が入って来ますので前髪などしっかり避けてから、マスクを装着しましょう。
また、口髭があるという方に関しても隙間が出来てしまいますので、水が入ってくることが気になる場合はダイビング前に剃ってから来られた水中でのストレスは軽減すると思いますよ。
2.マスクを付ける位置
顔に対してマスクを高い位置に付けてしまうと隙間ができやすく、そこから水が入って来ます。
マスクは唇から5mm上くらい、自分が思っているよりも下に付けて頂く感覚でもいいかと思います。
また、この時隙間が出来てしまうので、マスクの外側のスカートが顔に対して折れ曲がってしまわないようにしながら顔に合わせてくださいね。
3.マスクバンドをきつく締めすぎない
水が入ってくることが嫌でマスクバンドをきつく締めてしまうことがあるかもしれませんが、これも逆に水が入る原因になります。
締め過ぎてしまうことで、マスクのスカートが均一に顔にフィットせず、ちょっとした表情の変化などで隙間が出来て水が入ってくる原因になります。
マスクバンドをわざわざきつく締めなくても水中に入ればマスクにも水圧がかかって来ますので、バンドは軽く引っ張った時にマスクがピッタリフィットするもしくは、少し緩く感じるくらいでも大丈夫なんですよ。
マスクに水が入らないための水中で気をつけること
正しくマスクを装着できたらさっそく水中へ向かうと思うのですが、水中でも気をつけていただきことが2つありますので紹介していきます。
1.鼻から息を出さない
これは最も多いマスクに水が入る原因になるかと思うのですが、無意識のうちにも鼻から息が出てしまうという方はかなり多いのです。
鼻から息が出てしまうことで、鼻息でマスクに隙間ができたり、最初は正しい位置にマスクを付けていてもマスクが上にズレてしまったりすることがあります。
しっかり口で吐く意識をしていただき、どうしても鼻から息が出てしまう場合は口呼吸に慣れるまでの少しの間鼻をつまんで息が漏れないようにしていただいても大丈夫です。
2.表情を動かし過ぎない
水中で笑ってしまうなどで表情が動いて顔をシワが出来るとその隙間からマスクに水が入って来ます。
もちろんずっと真顔でいることは大変ですから、大きく表情を動かさなければ大丈夫です。
表情を動かし過ぎてしまった時も水が入ってくる原因になることは覚えておいてくださいね。
マスクに水が入ってくるマスク由来の原因
さて、ここまで自分由来のマスクに水が入ってくる原因についてお伝えしてきましたが、これらの事柄については問題なく出来ている場合でもマスクに水が入ってくる場合は原因がマスクにある可能性が高いのでここからはマスク由来の原因をお伝えしていきます。
マスクが劣化していないか
長年同じマスクを愛用して頂くことでマスクも劣化してシリコン部分が固くなってしまったり、シリコン部分に切れ目が入ってしまったりすることがあります。
特に久しぶりにダイビングをすると言う時に以前から使っていたマスクを使うと、以前は問題なく使えていたマスクに水が入ってきたと言うことがあります。
レンタルの機材であれば貸し出すお店が管理をしているのでマスクの劣化が原因になることは少ないのですが、マイ機材をお持ちの方はダイビング前にマスクに限らず機材の点検を必ずしてくださいね。
必要があればマスクに関しては、フレームだけや、シリコン部分だけ、バンドだけなどバラ売りもされているので買い換えてからダイビングをしていただければと思います。
マスクが自分に合っているか
人によって骨格が違うということもあり、マスクの形がそもそも自分に合っていないという場合があります。
これはレンタル機材を使う方によくあるのですが、毎回レンタルで違うマスクを使うことで場合によっていつもは問題ないのにその日はたまたま自分に合わないマスクを使って水が入ってきてしまったということがあります。
これに関してはレンタル機材をお使いいただく場合は、必ずついてくる問題になりますので、どうしても水が入ってくることが気になる場合はマスクだけでも自分に合ったマスクを購入していただければと思います。
現在マスクは多くのダイビングメーカーから約1万円から3万円ほどで多種多様なマスクが発売されています。
メンズ、レディース、ユニセックスによってサイズが違ったり、種類よってフィット感や見え方も変わって来ます。
デザインも沢山ありますが、まずはやはりフィット感を1番大切にしてマスクを選んでいただければと思います。
既に目当てのマスクがあったり、レンタル機材として使った時に使用感がよかったマスクがあればネットで探していただいても良いと思いますが、基本的には実際に店頭で販売しているマスクをいくつか試着して1番自分にフィットするマスクをご購入いただければ水中がさらに快適になりますよ。
値段が高ければ良いというものでもありませんが、水中でのストレスと天秤にかけて選んでいただければと思います。
まとめ
さて、ここまでマスクに水が入ってくる原因についてお話をしてきました。
まずは、正しくマスクを装着して水中で使っていただくことと、マイマスクをお持ちの方は使う前の点検をして頂くことが非常に重要です。
そのようにしてもマスクに水が入ってくる場合は自分に合ったマスクを探していただければと思います。
私も今使っているマスクは過去にデザインだけで選んだり、値段だけで選んだりして失敗をしてから辿り着いた私にフィットするマスクになります。
水中でのストレス減るとその分楽しむ余裕も増えますのでぜひ参考にしていただければと思います。
皆さまの快適なダイビングライフに繋がれば幸いです。
では、また!
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投稿者:神尾
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