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水中写真を撮るコツ

カクレクマノミを撮影するダイバー

ダイバーなら、水中世界の景色やカラフルな魚たちを記録や想い出として、写真に収めたいと思う方も多いと思います。

コンパクトデジタルカメラやGOPROを代表とするアクションカメラの普及に伴い、体験ダイバーからファンダイバーまで、どなたでも手軽に水中写真や水中動画を撮影できますが、こんなお悩みをよく聞きます。

 

 

上手に撮れない、と・・・

 

 

やみくもにカメラ任せの『プログラムオート』で撮影してもなかなか上手には撮影できません。
上手に撮るためには、カメラの知識や陸上と水中との環境の違いを知る必要があります。

 

ここでは、コンパクトデジタルカメラやアクションカメラを使ってある程度納得できる画像や動画の取り方、設定方法、注意することなどご紹介します。

 

 

a.カメラのこと知る

1.写すということ
どんなに高性能になっても、カメラ自体色を識別はできません。
デジタルカメラやアクションカメラが『写す』行為をする際、識別するのが明暗になります。

デジタルカメラの『プログラムオート」は、グレーが適正な明るさ(適正露出)になるよう設定され『明るいものは暗く』『暗いものは明るく』なるよう露出(レンズに光を通す窓の大きさ)とシャッタースピード(レンズにどれだけ光をあてておくか)のバランスにより画像が取り込まれます。

ですから、人間の目で見たものと、カメラが写した画像には、色味が異なるんです。

見た目に忠実に再現したい場合に必要なテクニックが露出補正という機能を使い明暗を調整する必要があります。

 

・明るいものはあかるいままにするにはプラス補正

・暗いものを暗いままにするにはマイナス補正

 

それらを調整することによって明暗が『プログラムオート』任せではなく、見た目に忠実に再現することができます。

 

 

2.光源の差
陸上に比べ水中は『水』というフィルターを介します。
そこで、屈折や反射・吸収を伴うことにより、明るく見えても光源は、陸上の半分(1/2)になり、それにより『プログラムオート』で撮影した際、光源不足を補おうとするあまり、カメラは露出はあけシャッタースピードは遅くなり、手ブレの原因となります。

 

 

3.ISO感度
光の寛容度を数値化してます。
数値が小さいほうが、光の寛容度が鈍く、数値が高い方が寛容度が高くちょつとした光でも反応し明るさをだします。

 

 

4.ホワイトバランス
その環境下で白いものが白く映る設定。
陸上より光源が少ない水中環境では、特にこのホワイトバランス設定が重要となります。

 

 

 

b.水中撮影の設定とは

前段でもお話しておりますが、水中環境では光源が陸上の1/2になり、陸上で撮影の『プログラムオート』で撮影すると、且つ水というフィルターの影響などで、色はくすみ青みがかってしまいます。

そこをまず修正するには、ホワイトバランスを設定しなおします。
OLYMPUSやSONYのコンパクトデジタルカメラでは、水中での仕様に特化した『水中モード』がありますので、このモードに設定するのをオススメします。

カメラによっては『水中モード』がないものもあります。その際、ホワイトバランス設定を『曇り』や『蛍光灯』若しくは『色温度5000k~5500k』位に合わせてみると『水中モード』に近い設定となります。

 

ISO感度は、細かく設定すると大変です。
ここは、カメラ任せのオートでいいでしょう。

 

 

 

c.撮影する前に

水中はうねりや波の影響で水の動きがあります。
ただでさえ光源が少ない水中環境では、シャッタースピードが陸上より遅くなりやすくなります。
そこで、しっかりとしたダイビングスキルが重要です。

しっかり身体を固定したり、中性浮力をとること、そして撮影の際は、脇をしめカメラがぶれないようにして撮影します。

 

 

 

d.さぁ、撮影しよう

撮影モードは『プログラムオート』で露出やシャッタースピードを理解するのは、それなりにカメラの知識や練習が必要です。

まずは手軽に撮るコツは設定をしたら、あとはカメラ任せで、どのように生物を配置するか、風景を切るとるか

 

構図とシャッターチャンスに意識を向けよう

 

カメラ越しに見て構図を決めるのではなく、まずは落ち着いて辺りを見渡し構図を考えましょう。
呼吸が早く息が上がってると、身体の固定もままなりません。
落ち着くことで、冷静に自分が好きな構図が発見できますよ。

 

 

フラッシュ・ストロボやライトを上手に使う

水中環境撮影では、青被りが起こってしまいます。
そこで色彩を出すためにはカメラに内蔵されてるフラッシュや外部ストロボ、水中ライトを使用するといいでしょう。

フラッシュを使用した水中写真

カメラ内蔵フラッシュで撮影すると、このように色がしっかり復元されます。

但し、カメラと被写体との距離があると、光が水に吸収されてしまいます。

効果的にフラッシュやストロボを使う際、被写体に対し離れてもカメラは1m以内で撮影することを心掛けましょう。

 

 

どんな時でもフラッシュやストロボ・水中ライトを当てればいい訳じゃありません。

宮古島ダイビングの特徴でもある起伏に富むダイナミックな地形。
その中でも洞窟などの写すときは、洞窟内の浮遊物にフラッシュやストロボ・水中ライトの光が反射し、写り込んでしまいますので、基本洞窟などの景色を撮る際はフラッシュやストロボ・水中ライトは使用しません。

地形の写真はフラッシュを使用しない

洞窟の中から開口部越しのブルースクリーンにダイバーのシルエットが映えるので、自然光撮影をオススメします。

 

撮影機材や構図、個人的な好みにより上記の限りではありません。

いろいろお試しになり、自分なりの水中写真をお楽しみください。

 

 

 

f.カメラ上達の早道

撮る前にカメラの機能や設定の熟知が何よりも大切です。
そして、ホワイトバランスや露出補正、フラッシュの有無などによる仕上がりをちゃんと理解した上で、自分なりのデーター蓄積することが何よりも大切です。

最終的に構図やシャッターを押す作業は『写す』という行為の3割程度ですから。

 

 

 

g.環境に配慮を

写真を撮ることに集中してしまうと、ついつい周りの環境まで意識がいかなくなることがあります。

 

・水底に群生してるサンゴを触ってる

・ホースをブラブラしてオクトパスやゲージ類を水底に引きずってる

・故意に水中動生物を触ってしまう

・水底をフィンキックすることにより、砂を巻き上げてしまう

 

このようなダイバー本位の考え方は改め、環境に優しいダイビング、そして今この一瞬を皆さんのお持ちのカメラで写してみてください。

 

 

 

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投稿者:たけ

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