保護スーツの選び方
ダイビング旅行を計画し準備をする際に気になる現地で使用する保護スーツ。一言に保護スーツと言ってもその素材、厚さ、カタチと組み合わせ、サイズ感も様々。それぞれのシーズンや各地域で最も快適に過ごすにはどんな保護スーツが必要でしょうか?
今回の海コラムでは保護スーツについてお話します。
宮古島ダイビングの準備や、マイスーツ新調の参考にいかがですかー!
素材
ダイビングで使用されるスーツは主に、内部にスポンジのように気泡を含むクロロプレンゴム製の素材でできていて、その内部の気泡の大小によって耐久性、保温性、伸縮性、運動性等が変わってきます。このクロロプレンゴムを使用したスーツは大きく分けると3種類。
スキンと呼ばれる、クロロプレンゴムに加工をしていない黒いゴム製そのままのもの。
メリット
・気泡が小さく生地が硬いため、耐久性が高くへたりにくい。
・深場でも潰れにくく、断熱性や保温性も維持できる。
・肌への密着度が高く浸水が少ない。
・水を含まないため、ダイビング後水切れが良く肌の乾きが早い。
デメリット
・素材が硬い分、伸縮性は少なく運動性が悪い。
・裂けやすく、1箇所裂けると一気に広がる。
ジャージと呼ばれる、クロロプレンゴムにジャージ生地を貼り付けてあるもの。
メリット
・気泡が大きく柔らかいため、運動性がかなり高い。
・伸縮性が高いため、多少のサイズ違いはカバーできる。
・カラーや生地のバリエーションが多く自分好みにチョイスできる。
デメリット
・耐久性が低く、へたりやすい。
・深場では潰れやすく、断熱性や保温性が維持しにくい。
・水を含むため、ダイビング後気化熱で体が冷えやすい。
ドライと呼ばれる、首と手首をシールすることで体をひとつの袋で包むもの。
(ドライスーツはクロロプレンゴムの他に、シェルと呼ばれる生地もアリ。ブーツやカタチも種類が豊富です。詳しくはこちら。)
メリット
・スーツ内が濡れない。
・中にインナーを着込むことや空気の層を纏うことで、より暖かい。
デメリット
・操作が増える。
・中圧ホースを繋ぎスーツ内にもエアを使用するため、ガス消費量が増える。
厚さ
素材の厚さは2mm~7mm。
厚いものほど保温性がある分、着心地や運動性は悪く、浮力は大きくなります。
カタチと組み合わせ
スーツのカタチは、ザッと思い浮かぶものを上げてみても9種類。細かく上げればもっとあるかも。
・フルスーツ(手首から足首まで体全体を覆う)
・シーガル(半袖、足はフルスーツ同様足首までを覆う)
・スプリング(半袖、半ズボン)
・ロングジョン(袖なし、足ははフルスーツ同様足首までを覆う)
・ショートジョン(袖なし、半ズボン)
・ボレロ(丈の短いジャケット)
・タッパ(丈の長いジャケット)
・ベスト(フード付き、または無しのベスト)
・カブリ(フードとジャケットの一体型)
これらを1枚で着いればワンピース、2枚組み合わせて着ればツーピースと呼びます。
サイズ
サイズが緩ければ肌とスーツの間を水がより多く出入りすることによる寒さ、キツすぎれば動きにくさや圧迫感がそれそれストレスになってしまいます。ストレスフリーにダイビングを行うには、体に合ったサイズのものをチョイスすることがやはりベストです。
もし、既製サイズでぴったりなものがあればラッキーですがオーダーメイド(ドライスーツはセミオーダーも)も可能です。オーダーの際必要な箇所にファスナーを付けることも可能です。
+α
紹介したスーツにプラスすることで、ダイビングがより快適になるものも。
・インナー(裏起毛やチタンコーティング等、メーカによって生地が様々)
・フード
・ラッシュガード(濡れてしまうと保温性はありませんが、日焼け防止に最適)
・ブーツ(ソールの厚いものから、靴下のように薄手のソックスタイプもアリ)
・手袋(布製、ゴム製様々)
宮古島では?
最後に、実際に現地スタッフの年間を通したスーツ使用例をご紹介します。
5mmウエットフルスーツ+フードベスト
宮古島の殆どのショップがレンタルスーツとして使用。+αで、冬場の船上での時間はフリースやカッパを着れば無敵!
シーガル+ボレロのツーピース
通年通してウエットスーツで潜りたい方にオススメ。裏起毛ならより快適です。
夏場は5mmウエットフルスーツ、冬場はドライスーツ
10月下旬~GW前後を目安に切り替えます。船上での時間が肌寒くなる季節は、体が濡れないドライスーツが魅力的~。
通年通して本州に比べると暖かい海ですが、洞窟など狭い場所が多いことや、壁面に生息する有毒な刺砲を持つガヤやイラモ、中層を漂うプランクトンやクラゲから体を保護するためにも肌を露出してのダイビングはお勧めできません。
自分に合った保護スーツをチョイスし、より快適なダイビングライフをお楽しみ下さい♪
投稿者:みき
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