生えもの、の正体
こんにちは、スタッフのみきです。
ダイビングの楽しみ方のひとつとして、多くのダイバーがカメラで思い思いに水中世界を切り撮っています。
海は非常に沢山の被写体で溢れていますが、地形の造形美、色彩豊かな魚や珊瑚、ウミウシ。それともただただ青く広がる海、吐いたエアーや水中から見る空。
皆さんは何に惹かれシャッターを切るのでしょうか?
伊豆大瀬崎湾内にて、アドバンスコースの一貫でわたしが初めて水中でカメラを持った時。何を撮ったのか、その時の情景もリンクして今でもよく覚えています。
ウツボ、カレイ、ミナミハコフグの幼魚、トラギス、アオヤガラ、キビナゴ、シロガヤ。
中でもシロガヤは特に印象的で、白く羽のような物体が植物のようにフワフワ生えているのを綺麗にも不思議にも感じ、凄く惹かれたんだと思います。
実際シロガヤは植物ではなく、ヒドロ虫というクラゲと同じ刺胞動物の一種なんですが、こういった植物っぽいものがフォーカスされた素敵な写真がSNSで集まっています。誰がそう呼び出したのか、特に細かい決まりは無いんでしょうが海藻、海草、珊瑚、ゴカイ、ホヤ、ヒドロ虫等それらの「水中の植物っぽいもの」を総称して#生えものと呼ばれているようです。
今回は被写体としても、マクロ生物の背景やアクセントとしても、可愛い!綺麗!不思議!な生えものたちを厳選してご紹介しまーす♪
可愛い系
・ヒラガラガラ(海藻)
ハートがいっぱい~
・チャッツボボヤ(ホヤ)
星がいっぱい~
・カサノリ(海藻)
世界でも沖縄エリア限定☆
綺麗系
・オオバロニア(海藻)
キラキラ宝石ぽい
・キサンゴ(珊瑚)
太陽?ひまわり?
『沈船』の天井にびっしりです。
・ミドリイシサンゴ(珊瑚)
お花畑ぽい
・イバラカンザシ(ゴカイ)
別名クリスマスツリーワーム
赤、オレンジ、黄、緑、青とバリエーション豊富
・ウミヒドラ(ヒドロ虫)
雪ぽい
・オオナガレカンザシ(ゴカイ)
不思議系
・ウミヒルモ(海草)
進化の過程で海から陸へ、陸から海へ里帰りした海草グループ
根、茎、葉を持ち5~6月の1年に1回花も咲きます
・ウミアザミ(珊瑚)
名前が可愛い系
・ハゴロモ(海藻)
・ハナビラユキバナ(珊瑚)
・コサボテングサ(海藻)
普段はスルーだったり、一見地味なだけで実はあちこちにあるんです。見方撮り方次第で、全く違うダイビングに出会えるのかもしれませんね^^
最後に、お願いです。
これら生物への接触は絶対にお控え下さい。
刺胞動物もおり危険であることは勿論ですが、なにより人間本位ではなくあくまでも私たちは水中世界にお邪魔している立場であることを認識し、環境保護を第一にこういったダイビングも楽しんで頂けたらと思います。
投稿者:みき
2020/07/21 | うみコラム , ビーチファンダイビング, ボートファンダイビング
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