控えめなダイビングに必要なガス管理とは
こんにちは、スタッフのみきです。
今回はご自身のガス管理についての海コラムです。
サンアイランドのファンダイビングコースにご参加頂く皆さまには、いちダイバーとしてツアー中のガス圧はご自身でこまめに確認して頂き、100barをひとつの目安として担当ガイドとコミュニケーションをとって頂きますようブリーフィング内で必ずお願いをしております。その上で、担当ガイドが判断したコースどりで臨機応変に水中をご案内しております。
ちなみにお使い頂いている残圧計は蓄光になっているので、残圧計の面にライトをしばらく当てると文字盤が光り浮き出る仕組みとなっております。薄暗い洞窟内でもこまめに、チェック!お願い致します。
では判断についてですが、私たちもなんとなく・・
の感覚で行っているわけではありませんのでご安心下さい(笑)
実はいくつかの考え方に基づき判断しております。
予備ガス
正常に安全停止が行える。適切なスピードで浮上しエキジットが出来る。水面で十分な浮力確保が出来る。当たり前のようで、何があるか分からない水中です。
水面でさえマスクが外れて呼吸が早く浅く過呼吸気味になるかもしれませんし、波や流れに翻弄されるかもしれません。エキジットするまで最後の最後までは様々なリスクが考えられる中、予備ガスさえあればゆとりを持ってダイビングを安全に終了することが出来ます。
ガス管理をする上でまず重要な存在です。
3/1ルール
開始ガス圧を3等分し、それぞれを「行き」「帰り」「予備」に充てるという考え方です。
例えば、開始ガス圧210barの場合。
210÷3=70
70barを消費した、残圧計の針が140barを指す時点で帰路に着きます。
本来テクニカルダイビングで用いられている考え方ですが、より控えめなダイビングを計画するには最適です。
2/1ルール
上記の3/1ルールはとても控えめですが、厳しすぎると感じる方もいらっしゃるでしょう。確かに現実的に考えてみると、140barで折り返してくるコースどりはかなり行動範囲が限られてしまいます。そのため、サンアイランドでは開始ガス圧の内の予備ガスをあらかじめ50barと設定し、残りのガス圧を2等分したそれらを「行き」「帰り」に充てる考え方を主に用いています。
すると、開始ガス圧210barの場合。
210-50=160、160÷2=80
80barを消費した、残圧計の針が130barを指す時点で帰路に着くことになります。
アントニ・ガウディ
宮古島3大地形ポイント『アントニ・ガウディ』をイメージして当てはめていくと、船~メインスポットまでの距離約30mを泳ぎ、水深20~35mに位置するメインスポットに留まり楽しむ。ここまでが「行き」となります。
特にディープダイビングになるため、ガス消費も早くなることを想定すると『アントニ・ガウディ』のこの景色を楽しめるのも10分前後とややタイト。
だからこそ、動きすぎや緊張等による過呼吸は出来るだけ避けること。BCDへの無駄な空気の出し入れを減らすため適正ウエイトで、浮力コントロールをとりゆっくりとしたペース配分で移動していく。泳ぐというのが重要になってきます。
突発的に呼吸が浅く息苦しさを感じられても、まずは行動を停止し正常な呼吸に整える。そして行動を再開する、ということも重要です。間違っても、呼吸が不安定なままの行動は避けましょう。ガスの消費を早め、大きなトラブルに繋がりかねません。
ご提案
スキルや経験値に限らず、そもそも体格差等によっても個人差のあるガス消費量。そこから生まれる不安感の解消や、ディープダイビングなどでガスの消費が通常に比べて多く見込まれる場合にもよりリスクを軽減する方法のご提案です。
1、シリンダーの容量を選択
サンアイランドでは一般的な10Lのシリンダーの他に、12Lのシリンダーをエアとエンリッチドエア共にご用意出来ます。
2、スタイルの選択
オーナー、スタッフも愛用しているサイドマウントスタイルでのダイビングは脇に2本のシリンダーを抱えるため、通常の倍のガス量を保持することが出来るという安心感は計り知れません。
背中に2本のシリンダーを背負うダブルバックマウントスタイルでも然りです。
5,7Lアルミシリンダーを保持して潜るというのもいかがでしょうか?
3、ガス消費量を把握
深度や海況、体の状態によっても異なるガス消費量をあらかじめ把握してみるのもどうでしょう。より厳密に予測していくことが可能になり、不安感無くダイビングを計画することが出来るようになります。このガス消費量の計算方法については改めて・・
シリンダーやダイビングスタイルについてのご相談はお気軽に^^
ギリギリのダイビングでなく、いつも控えめなダイビングを一緒に楽しみましょう♪
投稿者:みき
2021/11/10 | うみコラム
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