宮古島ダイビングの魅力は地形以外にも
当店にお越しになられた宮古島ダイビング初めての方によくこのような事を聞きます。
今回のダイビングに対しリクエストありますか!?
するとほとんどの皆さんは、宮古島らしい地形を見たい!!
と、お答えになられます。
確かに宮古島の西側に位置する伊良部島・下地島周辺のダイビングスポット・ポイントは、起伏に富みクレパス・アーチ・ホール・ドロップオフ・カヴァーン・ドームなど、いろんな造形を楽しめますし、宮古島を含め周辺の島々と狭いエリアにここまで異なる造形が楽しめるダイビングスポット・ポイントが点在するのは、沖縄県の中でもありません。
雑誌やインターネットなども、上記の理由から広く【宮古島ダイビングと言えば地形】と、掲載されるのでしょう。
今回、宮古島ダイビングの最大の特徴でもある【地形】から少し視点を変え、地形以外の海の魅力をご紹介したいと思います。
地形以外に盛りだくさんの海が広がる宮古島
その特徴は下記4点になります。
a.透明感あふれる
b.視野を狭く、よーく見渡すと
c.ブルースクリーンに映える
d.やっぱりサンゴの海
a.透明感あふれる
宮古島周辺の島々は、琉球石灰岩が隆起し形成され山や大きな河川がなく、且つ琉球石灰岩で出来てることにより、雨水が地下へ浸透することにより、島から土砂の流出が他の沖縄の島々と比べ少ないことにより、島周りの透視度は良好で、透明感に溢れ青さ際立つ色味のことを現地ガイド達は【宮古ブルー】と、呼称してます。
通年コンスタントに透視度25mほどあり、この透視度がいい海でのダイビングは、浮遊感がたまらなくキモチいい。そして、明るく周辺が見渡せるので、不安感がありません。
b.視野を狭く、よーく見渡すと
透視度がいいので、視野が広がりやすいのですが、敢えて視野を狭く水底や棚を側面をじっくり見てゆくと小物の姿を目にします。
この子たちを自分自身で見つけられた喜びは、何事にも代えがたいものがあります。
各種生物は、種により同じ生息環境を好む傾向があります。その生物を見つけた時の場所や環境など覚えておくと、異なるダイビングスポット・ポイントに潜った際も近しい環境の場所を探しじっくり見渡すと、その種の生物に出会えることも多いです。
【探す楽しさ・見つだす喜び】以外にも仕草や表情を眺めたりするフィッシュウオッチングや、水中撮影をしたりするのもオススメ。
特にベラ科やブダイ科・ギンポ科、ウミウシがいい。
ツユベラ幼魚
ベラ科やブダイ科の魚は、幼魚と成魚で体色が異なります。オス・メスでも色が異なる不思議な魚なんです!!
成魚は、辺りを泳ぎ回るしあまり可愛くないのですが、これが幼魚はめっちゃ可愛いんですよー。
小石が点在する潮溜まりを見ると、春から初夏にかけ多く見られるのですが、わたし(たけ)のオススメは、ツユベラ・カンムリベラ・イロブダイの各幼魚。
癒やし(もえ)であれば、こちらも負けておりません。
ギンポ・カエルウオ科は、表情豊か。
ミナミギンポ
正面・右・左等、いろんな角度から見ても、全然表情が違うんです。
撮影なら、一つの被写体に6カット位アングルを変えシャッターを押したいなー(笑
こちらも種により質感や色味がことなる、まるで宝石のようなウミウシも人気があります。
アカテンイロウミウシ
米粒ほどの大きさのものから体長10cmほどの大きな個体もおり、1ダイブの中で何種見つけられるか?
ウミウシにハマってるダイバーも実は多い。
c.ブルースクリーンに映える
透視度が良好な宮古島の海。
やはり視野を広く見てゆくと目につくのはまず群れ。
中層を見渡すと、まるで360度見渡す限り青一色(ブルースクリーン)。
そこに原色の魚たちの群れが、ブルースクリーンとマッチしてすごくキレイ!!
アカヒメジ
アカネハナゴイ
そして、やはり大物を見ると、興奮しちゃいますねー。
マンタ
秋口から春先にかけ、下地島や伊良部島ダイビングスポット・ポイント周辺で見かけることがあります。
悠然と泳いでいるマンタに出会えることも。
下地島ダイビングスポット・ポイント【ドロップNo.1】では、体長1m超えのロウニンアジを間近で見れちゃいます。
ロウニンアジ
近くによってくると、食べられちゃうんじゃ???と、思うほど。
ラッキーだとこんな子に出会えるかもです。
メガネモチノウオ
成魚になると、頭部がやや盛り上がりその姿から通称ナポレオンとも呼ばれてます。
主に下地島ダイビングスポット・ポイント【アントニガウディ】【ドロップNO.1】【パナタ】【中の島ホール】等で見かけることがあります。
d.やっぱりサンゴの海
沖縄の海と言えば、やはりサンゴ礁がかかせません。
来間島ダイビングスポット・ポイント【コーラルガーデン】では、大仏の頭のような突起状のサンゴ・ユビエダハマサンゴの群生が見られます。
ユビエダハマサンゴ群生
サンゴを住処にスズメダイ科・チョウチョウウオ科の魚で溢れてます。
テーブル状・枝状サンゴの群生は、宮古島から北に約10kmほどに南北10km・東西5km、大小120あまりの環礁から形成され【東洋のグレートバリアリーフ】とも評される【八重干潮】や池間島周辺がオススメ。
八重干潮の水中の様子は【八重干潮のダイビング】をご覧ください。
いかがでしたでしょうか?
【地形】以外にも目を瞠る造形や生物たちが見られる宮古島ダイビング。
どうぞ宮古島ダイビングをお楽しみください。
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投稿者:たけ
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